mono | ナノ


12/01/07 02:47


「僕はねえ、食事を得る際には安心出来ると、納得して、安堵出来ると、理解した人の前じゃないと、絶対に食べたくないと考えてる」
「はァ?」
「食事を取る過程は、口内に入れて飲み込み、体内へ吸収する、だろう。同じくその分、吐き出すのでは無いんじゃないかなって、吸っては吐く酸素と等しく考えてさ」
「リバースすんな」
「違うよ、そうじゃなくて、ええと、食材は物であり固形物だ、塊を飲み込む、酸素と等しいと例えるなら、即ち同じような物を出さなくてはならない、吐き出す物体は、僕はそれは会話だと、思う」
「そんで」
「ここで最初に戻ろう、僕は安心出来る食材で安堵出来ると、理解した人の前でしか食べたくない、安堵する人とは程々に親しい関係を勿論築き上げている、だから、会話も成立するんだ」
「敵が用意した飯なんてつまり食いたくねーと?」
「答えを急かないでおくれよ、僕が言いたいのはそうではなくてね、」
「あーハイハイはい、んで結論は?」
「それとこれとは話が別だからさっさとご飯下さいってことだよ」


0107/恥ずかしい言わせんな。