まず、最初の感想。
倉間さん、本当に七緒ちゃんのこと好きだなあ。

最初はただ、吉乃さんに頼まれたからその願いを叶えたいというのもあって、父性もあって子どもを見守るような『好き』があった。でもいつしか本気で七緒ちゃんに惹かれていった。飄々として七緒ちゃんに『可愛い』とか『好き』とか普段から言うし勘違いしそうな態度もあったけれど、でも好意が己に向けられると距離を少し取ったりとか、自分の気持ち、想い、願いとかあって戸惑ったりもした。意を決した七緒ちゃんの告白も一度断って、その時の葛藤はすごかったと思う。
共通ルートから途中までの個別ルートは、悲しい恋でした。
胸が締め付けられるというか、辛い恋。
互いに気持ちが分かっているのに、相手に対する気持ちは確かにあるのに。
そんな時の倉間さんの台詞がとても悲しかったです。

「……君を好きになんて、なりたくなかった」
 好き。好きだよ。でも──。

みたいな。
浪川ボイスもあったので、とても悲しくて、辛い声で。
でもさ、そのあとですよね。倉間さんてば……!
倉間さんの正体を知っても好きでいる、そばにいると言った七緒ちゃんに対する押せ押せがすげえ…!ごちそうさまっした!!!!!と両手を合わせたくなりました。

もうね……縁側の出来事とかキュンキュンでドキドキですよ…。ドキがムネムネですよ…。縁側事件ですよ…。
その時の和助さんてば!
もう……可愛いんだよ和助さん…。酔ってるとか…酔っ払いとか和助……!可愛いなあまったく!しかも絡み酒かよ!!冷静な桂さんと和助さんの温度差が面白くて、二人がとても可愛かったです。そんな和助さんってば縁側事件でいい仕事をしたのか邪魔をしたのか…。ふふふ。そんな和助さんも好き。グッジョブ!!
そんな可愛いところもあれうけれど、やっぱりちゃんと兄貴肌。倉間さんと七緒ちゃんをちゃんと心配しているんです。皆に頼られているんです。さすが兄貴。大好きだ。

倉間さんルートでは清次郎さんとのやりとりに泣きました。大号泣です。
やっと会えたのにこんなひどい最期。でも清次郎さんの目には決意が固まっていて揺らぐことはない。その真摯な姿にも泣き、二人の絆にも泣き。今生の別れに泣きました。

和助さんを筆頭に火付け犯を捕まえるために一致団結した万珠屋一同。誇りもあるし絆もあるみんなの姿に胸打たれました。清菊姉さんの提案、一体なんだろうと思っているうちにそれが解決することなく七緒ちゃんは現代へ。……え?!万珠屋は?!と思いつつエンディング。
あのエンディング、最初はバッドエンディングなのかと思いました。だって……好きな人ともう会えないとか…バッド以外に考えられない。でもその後は続き。現代で、楠の下で。そうきたかーーーーー!って感じでした。櫛の伏線も回収しているし。一緒に人生過ごせるのか!!!!おめでとう!!!嬉しいよ!!!!!!ありがとう!!!!!心の中で全力で叫びました。清菊姉さんの提案もちゃんと回収されてたし。…………きっと、清菊姉さんが先頭に立って運営してたんだろうなあ。しかも皆教養あるし所作も美しいだろうから、それはきっと立派で高級と呼ばれるようなところになったに違いない。そして変わらず絆は固いんだ。
だって、清次郎さんが建てた万珠屋だもんね。
皆の志は高く、きっと凛としている。皆やっぱり万珠屋を離れたくないって想いがあって実現した場所。そう考えると、またお涙ほろりです。



花まに、やっぱり他ルートでも伏線はありますね。
倉間さんルートで感じたのは、七緒ちゃんと宝良三兄弟の血の繋がり。清次郎さんに聞きなってことで倉間さんからは話されなかったんですが、でも倉間さんルートで三兄弟との繋がりを聞くことはなく。それって宝良・辰ルートに繋がってるんだろうか。なんて思ってみたり。



以下、とりあえず叫びたいこと
・くぉら辰!!!お前!!!!
・和助さんやっぱり素敵すぎる……かっこいい…大好きだ!
・倉間さんのキスマーク、口付けの嵐にわたしの心臓は崩壊しました。
 耳元で聞こえる浪川ボイスが威力を増大させ、あの息遣いに爆破されました。



さて次は白玖さん!!!
今のところ、一番好きなのは和助さん。でも倉間さんと僅差。ここで白玖さんが入ってきたら、わたしは一体誰を好きになればよいのだ。



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