続・お前とシェイク何故、こんな所でこんなコトになっているのだろう。 こんな所、というのは[使用中]と書かれた札と鍵のかけられた事務所の応接室で。 ソファに座らされたトムの足の間には静雄が屈んだ状態で陣取っている。 恥ずかしいのか、顔を赤く染めながらトムの股間をじっと見つめている静雄は、意を決したらしく覚束ない手つきでベルトを緩めファスナーとボタンを外し前を寛げさせた。 下着を少しずらし、中からまだ反応していないトムのペニスを取り出す。 顔を近付けた静雄の熱い吐息がかかり、腹の奥が疼くような感覚を覚えて目を細めた。 「…静雄。」 両手でペニスを持ち、まずは先端を唇で軽く食み始めた静雄の傷んだ金髪を指で優しく梳いてやりながら、低い声で名を囁く。 薄く開かれた唇から覗く赤い舌が、緩く反応しだしたペニスに這わされた。 根本から括れにかけて裏筋を舐めて、先端に吸い付く。 トムの呼吸が段々荒く熱くなっていくのが嬉しくて、静雄は口を大きく開けてペニスを半分ほど咥内に招き入れた。 「ん、んぅ…っ。」 唾液を絡ませて舌と唇で扱いてやると、先走りの味が口いっぱいに広がる。 これがトムの味だと思うと、どうしようもなく体が熱くなってきて静雄は目を潤ませた。 じゅるじゅると卑猥な水音を立て咥内全体で吸い付きながら、頭を上下させる。 口技は拙いが、あの静雄が顔や耳までも真っ赤にして自分の性器を美味しそうに舐めている姿というのは、視覚的に興奮するものがある。 それに加えて、ここは事務所内だ。扉に鍵を掛けているとはいえ、時折廊下を通る人影と足音すらも二人を興奮させるには十分すぎる程だ。 「と、トムさん…気持ちいいですか?」 さすがに顎が疲れたのだろう、片手で濡れそぼったペニスを扱きつつ上目遣いで問う静雄のあまりの可愛らしさに、下肢に熱が集中していく。 「気持ちいいっつーか、なんつーか…」 お前がえろすぎてヤバい。 軽く身を屈めて、耳元に唇を近付けて囁くと、静雄はびくりと小さく肩を震わせてトムから視線を逸らした。 赤かった顔が更に真っ赤になっている。 羞恥を隠すようにまた反り立つペニスを舐め出した静雄の頭を撫でて、トムは背もたれに背中を預ける。 「…っ、ぅ。」 じゅるりと一際強く先端を吸われて思わず声が漏れる。 慌てて口元を空いた手で押さえるが、静雄はちらりと視線をこちらに寄越してまた同じように先端を吸い上げてきた。 あーやばい、もう駄目だ。 「し、ずお…っ。」 トムの余裕の無い声に、静雄は小さく頷いて口に含みきれていない部分を指で扱きながら、先端に唾液を絡ませ吸い付く。 「く…!」 「ん、んうっ。」 ドクンと脈打ったペニスの先端から勢いよく白濁が吐き出されるのを、静雄は咥内で全て受け止めた。 零さぬようにしっかりと口を閉じて顔を上げる。 「んく、ふぅ…。」 唾液とともに濃い精液を飲み込んで、まだ熱の篭った吐息を漏らす。 荒ぐ息を整えながらその様子を見ていたトムは、静雄が自分の精液を飲んでくれた事に感動を覚え静雄の手を掴み引き寄せ抱き締める。 「静雄、気持ち良かったぞ。」 トムの腕の中でおとなしくしている静雄の背中を優しく撫でてやり、パサパサの金髪に口づける。 「トムさんが、キュイキュイしてくれって言うから…頑張ってみました。」 照れ臭いのか熱くなった顔を肩口に埋め、小さな声で静雄は呟いた。 そういえば、この間の昼休憩の時にそんな事を言ったと思い出し、また感動を覚えて涙ぐむ。 「俺は幸せ者だよ、本当に。」 気に入って頂けましたら、ぽちっとお願いします(*・ω・)人 ![]() |