海賊王の娘 | ナノ

恩返し


べ「お頭、革命軍と名乗る男から電伝虫に連絡きてる」

シ「何で革命軍がおれの電伝虫の番号知ってるんだ?」

べ「さァ?」

シ「まァいいか、とりあえず要件を聞こう」






















シ「なァアン」

「?」

シ「あれから1年たったな」

「……うん」

シ「白ひげとエースの墓に行ってみるか?」

「……行きたい」

シ「スネイク!行先は予定通りだ!」

ス「了解」

「ふふっ、私に聞く前から行く気満々じゃん」

シ「アンなら絶対に行きたいって言うと思ってな」

「よまれてた」

シ「アンのことなら何でもお見通しだァ」

「やだぁー」

シ「なんだとっ」



ス「平和だな」

べ「あァ平和だ」

ヤ「一時期ははどうなることかと思ったが」

ホ「立ち直ってくれてよかったよ」

ルウ「メシ出来たぞー」














マ「よォアン!久しぶりだよい」

「!?マルコ隊長!!」

マ「元気そうでなによりだ」

「マルコ隊長も元気そうでよかった。どうしてここに?」

マ「おれこの近くに住んでるんだよい」

「えっ」

シ「墓とこの場所を守ってくれてるんだよ」

「……ありがとう」

マ「おれが勝手にやってることだ」

「それでも……ありがとうマルコ隊長」

マ「…おう」

シ「アン、この道を真っ直ぐいけば白ひげとエースの墓につく。先に行っててくれ」

「シャンクスたちは?」

シ「マルコとちょっと話があるから後から行く」

マ「すぐ行くよい」

「わかった」



シ「来てるのか?」

マ「あァ。今朝早くに来て自分が知らない間のエースとアンのこと教えてくれって散々聞かれたよい」

シ「だっはっはっはっ、そうかそうか」

マ「まさか麦わらのルフィ以外にもいたとわなァ」



シ「……あの戦争の後おれがアンを引きとったのはロジャー船長への恩返しのつもりだった」

マ「…お前拾われたんだったか?」

シ「奪った宝に紛れ込んでたらしい」

マ「ははっ、まじかよ」

シ「おれが恩返しする前にあの人はいっちまったからな」

マ「恩返しできたんじゃないか?」

シ「恩返しになってたらいいなァ」

マ「生きる気力のなかったアンが“生きる”と決断出来たのはお前たちのおかげだろうよい。おれも感謝してる」

シ「……ふっ」

マ「さて、エースの目の前で感動の再会を果たした2人のとこにでも行くかよい」

シ「そうだな」



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