海賊王の娘 | ナノ

生きる


シ「アン少しは食べろ」

「いらない…食欲ない…」

シ「食わねェと死ぬぞ」

「死んだってかまわない」

シ「アン…」

「何で私生きてるの?エースと一緒に処刑されるはずだったのに……なんで私だけ…」

シ「エースがお前を助けたからだろ」

「……」

シ「エースが命を懸けて助けた命をお前は無駄にするのか?エースの死を無駄にするのか?」

「…っ」

シ「たった1人の弟を…ルフィを置いて死ぬのか?」

「……!」

シ「逃げ回ったっていい、泣いたっていい……乗り越えろ」

「……ぅっ…ぐっ…」

シ「エースのぶんも生きるんだ」
























「……シャンクスさんにお願いがあるの」

シ「なんだ?」

「戦い方を教えてほしい」

シ「戦い方?」

「私はグリフォンを使って戦う。昔おじいちゃんからロジャーも…お父さんもグリフォン使ってたって聞いた。シャンクスさんもグリフォン使うよね?」

シ「あァ」

「戦い方を教えてください。お願いします」

シ「何のために戦う」

「……生きるため。エースが見られなかったものを私が見る。ルフィの夢の果てを私がエースの代わりに見届ける」

シ「ふっ……わかった。ただし、おれは厳しいぞ?」

「!うんっ!」

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