海賊王の娘 | ナノ

家族


「1年間お世話になりました!!今私が生きてるのはみんなのおかげだよ」

ヤ「いいってことよ!元気でやるんだぞ!」

ルウ「ちゃんとメシ食えよ」

ホ「多少の怪我はしてもいいが絶対死ぬなよ」

ラ「無理しすぎんなよ」

べ「もう何があっても死のうなんて考えるな。迷ったときはすぐにおれたちに会いにこい」

シ「いつでも戻ってきていいからなっ!何なら今すぐにでも」

べ「今さっき自由に生きろって言ったばかりだろ」

シ「だってよォ〜ベック〜」

マ「子離れしろよい」

「ふふふっ」

「マルコ隊長もありがとう。私はずっとおやじの娘だしマルコ隊長もずっと家族だからね」

マ「あァ」

「助けに来てくれて本当に嬉しかった。私もエースも嬉しくて泣いてたんだよ?」

「私とエースは生まれてきてもよかったのかずっとその答えが欲しかった」

マ「…」

「エースがね、死ぬ直前にみんなに後で伝えてくれって言ったことがあるの。“今日までこんなどうしようもねェおれを…鬼の血を引くこのおれを…愛してくれてありがとう!”」

マ「…っ…」

「みんなが助けに来てくれたから生まれてきてよかったんだ、愛してくれる人こんなにもいたんだって思えたよ」

「おやじに拾われて家族がたくさんできて嬉しかった。私もエースもたくさん救われた」

「だからもしマルコ隊長に何かあったら私はすぐ助けに来る。マルコ隊長が来るなって言っても絶対に来るから!」

マ「そういう頑固なとこエースにそっくりだ…」

「だって双子だもん」

マ「…そうだな…っ…頑固なとこも…すぐ無理するとこも…笑った顔も…お前らそっくりだよいっ」

「へへっ」

マ「アン」

「ん?」

マ「お前もエースの弟も生きててくれてありがとう」

「……っ…うんっ…」

マ「無理し過ぎず元気で幸せにな。サボ、アンのことよろしく頼むよい」

サ「あァ、この先ずっと守るし絶対幸せにする」

マ「よろしくな」

「じゃあみんな…行ってきます」

マ「またな」

シ「行ってこい」











(サ「…ちょっと妬けるな」
「え?」
サ「おれの知らない間のアンのことを知ってるやつに嫉妬する」
「それは私も同じだよ」
サ「…」
「革命軍でお友達出来たら私の知らない間のサボをたくさん教えてもらうんだから」
サ「…ふっ…そうか」)

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