サ「“メラメラの実“はお前には渡さねえェぞ、麦わらのルフィ!」
サ「おれだよルフィ」
ル「ん!?なーにがオレだ!!“メラメラの実“はエースの形見だ!欲しいんなら敵だ!それにおれをルフィと呼ぶけどみろこのヒゲを!!おれはルーシーだ!」
サ「変装したぐらいで弟と妹の顔がわからねェわけねェだろ…」
「…!?」
ル「弟ォ!?おれとなまえを弟妹と呼ぶのは…!死んだエースと!!もっと前に死んだ……!!」
サ「……」
ル「!?」
「…………サボ…?」
ル「サボォーーーー!!?」
サ「……」
ル「ウソだ!!!」
サ「昔ダダンの酒を盗んで…盃を」
ル「!?サボォーーーーーーーーーー!!!」
「サボぉーーー」
サ「うぶ」
ル「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ」
「サボが生きてたぁぁぁっ」
サ「ありがとなルフィ、なまえ!」
ル「!?」
「!?」
サ「生きててくれて嬉しい!」
ル「…でもっサボ!!おれ゛は目の前でエーズを殺されて……!」
「私何もできなかったっ…ルフィみたいに助けに行くことすらっ…」
サ「ーーああ…エースは死んだけど…お前たちだけでも…よく生き延びてくれた!おれは何もできず3人の……兄弟と妹を失なう所だった…!」
ル「……!」
「……うぅっ…」
サ「お前たちまで死んでたら1人ぼっちになる所だった」
「……サボぉっ」
サ「生きててくれてありがとう…ルフィ、なまえ!!」
ル「………!」
サ「“メラメラの実“はおれが食っていいか?」
ル「う゛ん!!それがいいっ!!それしかねェ!」
「エースもきっとそれを望んでるっ」
ル「サボぉ……」
「…スゥ…スゥ…」
サ「…いくつになっても弟と妹は可愛いもんだな」
ロビ「ふふっ」
サ「じゃ帰る!」
ロビ「もう?」
サ「2人の顔も見たし。本当はいつでもおれがエースの力で守ってやれるようになまえだけでも革命軍に連れて帰りたいんだけどな。ドラゴンさんも喜ぶだろうし。でも今連れて帰ったらそこで寝てるふりしてるトラ男くんとやらが乗り込んで来そうだからやめとくよ。これ一応ルフィとなまえの『ビブルカード』作っといた」
ゾ「へぇ…いつの間に…」
サ「欠片貰ってくよ」
ロ「……」
サ「ーーほんじゃルフィとなまえにゃ手ェ焼くだろうがよろしく頼むよ!」
フ「おう!!任しとけ!!」
ゾ「ぷっ…エースと似たようなこと言ってやがる」