キャラ設定C

▼ハーくん・ハーさん
牧場で出会うハーデリアズ。こちらも当初は出す予定がなかったのですが気づいたら出していました。でも意外と重要な役割を担っている二人。アヤトとリヒトを陰ながら支える第二の保護者的な。

ちなみにハーさんの方が先輩でハーくんが後輩ですが、もはや相棒みたいな関係。お互いすごく信頼しています。どちらもハーデリアなのに擬人化したときの容姿に大きく違いがあるのは、実はハーさんはとうの昔にムーランドに進化できるレベルになっているのですが、ハーくんに「えー、ハーさんと一緒の姿がいいなあ」って冗談で言われたのを本気にしていてずっと進化キャンセルしてる設定です。というかかわらずの石持ってる。いつかサボり癖のあるハーくんがムーランドに進化できるレベルになったら、一緒に進化する予定です。

ハーくんをここまで重要キャラにするつもりは全くなかったです。気付いたらタイトル言ってるし、いつの間にか先輩になってたり。ちなみに性格は能天気、サボり魔、大の女の子好き。けど面倒見は良く、とくに後輩に対してはすごく大事にするめちゃくちゃ良い先輩設定。先輩というか近所の遊んでくれるお兄ちゃんとかのほうがしっくりくる気がする。ハーさんはしっかり者の紳士イメージでした。


▼トルマリン
はじめは出すつもりもなく、名前も付けない予定でした。しかし話を書いているうちに名前があったほうが便利だなと思い、宝石の名前を付けることにしました。ちなみに宝石の「トルマリン」には様々な色があり、色ごとに意味がや効果が変わるそうです。石言葉は「希望・忍耐・幸福」。

野生生まれ野生育ちの、根っからの超ポジティブ。根が明るい。捕まって研究所に居た頃と、ホイーガのときは少し内向的だった設定。ちなみにトルマリンは改造実験される前に買(飼)われたので、改造ポケモンではありません。

イオナのスパルタ教育を乗り切ったうちの一人で、イオナから絶対的信頼を得ています。右腕的な。徹底された教育だったので所作などは完璧です。いつでもお偉いさんの執事になれるレベル。敬語と普段の言葉を使い分けていて、普段は「〜っス」が語尾につく。

お洒落でセンスがいい。けど基本スーツ着てるのであまり知られていないです。誰に対してもフレンドリーでビル内でもムードメーカーな人気者。
サブキャラだったのですが、意外とお声をかけていただくことが多かったキャラで驚きました。


▼ルベライト
相互様のキャラデザ企画にて生まれた子。せっかくなのでboysに出して動かそうと思ったのが始まりです。ちなみに「ルベライト」はトルマリンの一種です。鮮やかな赤色のトルマリンを「ルベライト」というらしいです。愛情をメインテーマにもつストーンらしい。

人見知りで、決まった人としか話さない設定。それゆえ、殆どビルにはおらず、基本出張や偵察など外回りの仕事が多い子でした。唯一トルマリンには心を開いている設定です。ちなみにルベライトもトルマリンと同じ境遇で、実験前にビルに来ております。そういうこともあったり、教員(上司)がトルマリンだったことから、「トル兄」と呼んで慕っています。

女装しているのにも意味をつけようかと思ったのですが、元が企画から生まれた子なのでまあ細かいことはいいかなと。ちなみに顔立ちは中性的です。ただエネよりは女の子寄りではない。


▼シュリ
一番、全く何も考えていなかった子です。なぜか突然出てきました。自分でもあれっ!?って感じ。名前ももちろん付ける気は全く無かったです。

アヤトを一時仲間から離れさせるときにどうしても誰かサポートを付けたかったので、急遽生まれたキャラ。あとは唯一救えた人造ハーフということで、アヤトのやってきたことは無駄だったわけではないというのを印象付けるためのキャラでした。

村に引き取られてからはあっという間に言葉も覚えて、楽しく暮らしてる設定です。マハトに自身の子だと認めてもらえなくてもずっと父親だと言って慕っていそう。ちょっと可哀想ですが、まあね。仕方ないね。(投げやり)村で色々悩みながらシュリもゆっくり成長していく予定です。畑仕事とかめちゃくちゃ得意になっていそう。趣味・農作業みたいな。


▼マハト
リヒトの父親。こちらも初めは名前をつけるつもりはなかったのですが、便宜上付けました。ちなみにドイツ語で意味は「力・威力」です。

過去については本編でも少し触れたのですが、元々はリヒトの母親(エリートトレーナー)の手持ちポケモン。相棒ですね。つまりひよりとグレアの関係と同じです。

禁忌だと分かっていながらも、リヒトの母親と悩み悩んだ末、リヒトを授かったという感じ。ただハーフの出生率は低く、生まれたとしてもほぼ原形を留められないことも分かっていたので殆ど期待はしていなかったかな。しかし生まれたらまあ自分にそっくりで、赤子のときは顔には出さないけどひたすらにメロメロだった設定。しつこいくらい構っていたらいいね。それも束の間、マハトが村長に指名された頃から波乱万丈、冷たくせざるを得ないというか、争いが原因で性格も変わってしまった設定です。ただ家族愛は常にありました。表には絶対に出さないし、村長である以上村を優先してはいたけれど。

私の中では過去のマハトと男は、アヤトとリヒトのような関係だったイメージです。昔は親友だった設定。ただ二人とも様々な要因で道を外れて仲たがいをし、最終的には殺し合いしてました。そう、まさに私の好きなシチュエーション!!マハトと研究者の男は、アヤリヒとの対比というか闇落ちしたアヤリヒみたいな感じで書いていました。


▼研究者の男
本編の悪役。ただ私の中では完全な悪ではなく、世の不条理に巻き込まれた被害者のような感じ。なので地味に愛着があります。ちなみに手持ちポケモンはゴルーグとシャンデラ。ゴーストタイプ使いです。他にも3体手持ちがいましたが、狂ったように研究に没頭した男に見かねて自らボールを壊して離れていってしまっている設定。そしてゴチルゼルですが、この子は亡くなった恋人(婚約者でも良かったかな……)のポケモンでした。

昔は大人しい好青年で、マハトとは村の支援に来た時に知り合い親友になりました。リヒトが生まれたときは一緒になって喜んでいた設定。なのでリヒトのことは知っていて、またマハトによく似ていたことも覚えていたのでリヒトに狙いを定めて捕獲、実験体とクローンの素材にしていました。

本編でもちょこっと書いていたのですが、研究者の男はアヤトの対比です。マハトのところでも書きましたが、闇落ちしたアヤトみたいなイメージ。最後まで周りが見えず、憎しみに駆られ続けたキャラです。なのでゴチルゼルも祈との対比で、闇落ちしたアヤトに添い続けた祈みたいな。とにかく対比にしたかった子たちだったのですが、上手く書けず……。アヤトも一度離れたときに仲間に裏切られたと勘違いをしたまま和解せず、またリヒトを失った恨みをぶり返していたら研究者の男のようになっていたよっていう、そんな感じです(?)

ちなみに研究者なので頭はすごく良い。科学者でもあり、長い年月を研究に費やしていたのでイッシュでもトップクラスの人物だった設定。他のハーフ研究者たちにも一目を置かれてました。後半は長年、リヒトが少しずつ盛っていた毒に侵され片側麻痺になっていました。ポケモンを頼るという頭が無かったので、銃も常に所持しています。

最後は救う意味も込めてあのような展開にしました。実は最後、ゴチルゼルだけ生きている展開にしようと思っていたのですが、やっぱり一緒に死ぬことこそゴチルゼルの望みであり幸せかなあと思って地味に本編も修正してあります。

物語を盛り上げるための悪役だったのですが、個人的には悪にも悪なりの正義があるという考えが強いのと、罪を憎んで人を憎まずなスタンスなので、できれば読者様には研究者の男のことは嫌いにならないでほしいなあと思っていました。思うだけならタダなので、ね。




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