▼ キャラ設定B
▼ロロ
S!シリーズに引き続き活躍させたお馴染みのロロです。マジで動かしやすくてどんなシーンでもいけるので本当に引っ張ってきてよかったです。今更ながらあえていうと、冬生まれのAB型イメージ。ロロの特性は決めてなかった気がするのですが、改造ポケモンでもあるので隠れ特性の「いたずらごころ」でもいいような気がします。でもなんかしっくりこないので「じゅうなん」でもいいかな。
S!シリーズと大きく違うのは保護者的立場だったところですかね。あとは夢主との接し方とか。アヤトとロロのやりとりも書いててとても楽しかったです。親戚のおじさんと少年みたいな。ロロが一方的にかわいいかわいいしてる。
boysにロロを持ってきた理由としては、動かしやすかったのとロロの過去の話を書きたかったからです。書いてみたら自分でも訳分からなくなって収集付かなくなりましたけどまあ書けたので満足です。あとイオナとの関係とか。そして一番の理由は、やはりリヒトを殺してもらうためですかね!やっぱりそこにたどり着く!!どう考えてもやっぱりあの場でリヒトを殺せるのはロロしかいなかったんです。S!シリーズのキャラを合わせてもロロしかいなかった。付け加えると、眼帯を活かしたかったり精神的苦痛を与えたかったというのもありますが。
S!シリーズのときと同じく、改造ポケモンとして普通のレパにゃんよりステータスは高め。毛並みは世界一といっても過言ではなく、少なくともパーティー内の誰よりも手触りがいいです。お手入れを欠かさない詩よりも毛並みがいい。ただ未だに副作用があり、特に精神的に辛くなると瞳が激痛に襲われる設定です。それでよく失神してますが、本人はもう長年の付き合いなので慣れている。ああ、またか。ぐらいにしか思わないです。
とにかくロロの存在はboysでも大きかったです。アヤトにとってはロロもまた仲間とは違う別な特別なところがあります。これこそ言葉では表せない関係。ロロにとっても、アヤトはひよりたちとはまた違った特別感が生まれてます。
▼イオナ
ST!でははじめ名もない色違いレパルダスでしたが、boysを書くに当たって名前をつけてこっちにもってきました。というのも、こちらも最初はロロと組み合わせるためのBL枠(笑)で出したのですが、話を書いていたらいつのまにか祈の世話係・おにロリ枠になってて一番私が驚いています。どうしてこうなった。結果的にはロロと組み合わせず、祈との師弟関係にできて本当によかったと思ってます。
性格は冷静。秋生まれのA型イメージ。特性はこちらも決めてないですけど「かるわざ」でいいですかね。とにかくロロとは違う特性です。感情に大きなブレがなく、何があっても基本冷静沈着。野生生まれ野生育ちですが、年でいうとアヤトぐらいのときに捕まって研究所送り、改造実験を受けてます。色違いになったのと、ステータスも普通のレパにゃんよりは高めかな。ロロよりもだいぶ遅く実験を受けたため、成功確率があがっていたおかげで副作用は全く無い設定。
頭はずば抜けて良く、また何でもスマートにこなす設定。元執事ですので。アヤトが社長になってからも基本イオナが全て業務をこなし、また指示も全てやっていました。ので、もはやイオナが社長というかトップというか。ビルに関して言うと、沢山の部下がいる中で最も信頼を置いているのはトルマリンです。二人の中は良好。
イオナもロロとは真逆にしたかったので、そういうキャラになってます。なので非常に動かしにくかったのですが、VSリヒトのときは気づいたらみんなの関係を修復するため動かせるのがイオナしかいなかったのには自分でも驚きました。動かしにくいキャラがいることにも意味があるのかなあ、なんて。
ロロと同じく普段は保護者・サポートに徹していますが、いざとなればバトルにも参戦する感じ。元マスターの遺言とおり、基本ロロを第一に考えていますが、つい愛弟子を優先しがちな場面もあったりなかったり。アヤトに関しては本当にピンチにならないとイオナは動かないです。イオナの中の優先度でいうと、多分アヤトが最下位。というのも、アヤトなら手を出さずとも乗り越えられるだろうという信頼と、自分の他にも助けてくれる人が沢山いるから少しぐらい放っておいても大丈夫だなっていう思いがあるからじゃないですかね。(投げやり)
祈に対しては、部下よりも思い入れがあります。基本部下は嫌々イオナのスパルタ教育を受けていたので、イオナにとって祈は、初めて自ら進んで教えを乞う存在でした。しかもいつも教えている部下よりも断然幼く、さらに女の子。なのに弱音も吐かずにひたすら自分と向き合う祈に、次第に愛着が湧いてきたというかなんというか……。とにかくイオナにとって、祈は多分ロロの次ぐらいに大切な存在です。もう可愛くて仕方ないと思ってる。もちろん顔には出さないけど。祈にとってもイオナは特別な存在かな。永遠の師匠なので、ずっと後ろをついていきそう。……ちなみに恋愛感情はお互い一切ないです。いくら年をとっても恋人とかになる可能性は0ですね。
▼シュヴェルツェ
boysを書くに当たって、キーパーソンとなるキャラでした。しかし思いのほか動かしにくくて本当に全然動いてくれなかった……。
名前はリヒトと対にしたかったのでドイツ語で「闇」という意味のもの。はじめは「シュヴァルツ」にしようかなと思っていたのですが、良く聞く単語だし他のサイト様と被りそうだな〜と思ってあえて「シュヴェルツェ」にしました。名前長いのでグレアみたいにあだ名付ける気満々だったのですが、結局フルネーム呼びで定着しました。
シュヴェルツェはとにかくリヒトの代替え品としての役割だったので、「無」を目指してました。boysを書く前にクローンについての本を軽く読んだのですが、その中でブタの臓器を人間の臓器と同じものになるように改良して、後々は移植できるようにする実験が行われているというような内容がありました。私は動物が大好きなので、動物を使った実験は反対です。なのでこの内容を知ったとき、ものすごい衝撃的でした。現実でそんなことが本当に行われているのかと思うと……。……つまりブタは、人間のために造られて死んでいく、まさに命のパーツだなと思って。それが私の中では納得がいかなくて、ならばせめて自分が書く物語の中ではどうにか幸せにしたいと思い、シュヴェルツェが生まれました。そんな思いが根幹にあり、貴方は誰かの代わりじゃないよということを強く書きたいと思っていました。
感情を少しずつ出していく表現はとても難しく、私の技量では無理でしたね……。でも少しでも変化が見られたならばいいかなと思います。また書き進めていたらいつの間にか食いしん坊キャラというか食べ物に興味を持つキャラになっていましたが、逆に良かったと思います。やっと個性が生まれて我ながらよくやったという感じです。
最終的にシュヴェルツェのその後については詳しく書かないまま完結させたのですが、シュヴェルツェはパーティから外れて一人旅を始めます。ただシュヴェルツェの向かう場所は特に決まっていないため、アヤトたちの進む方向へ一緒になっていき、そこから美味しい料理を探すため完全自由行動。たまに一緒になっては、気づくとしばらくいない、みたいな。仲間だけどほとんど傍にはいない感じですかね。
リヒトとは違うとシュヴェルツェ自身が思っても、やはりリヒトがいる限りは完全に違うとは思いきれないところがあるので、離したほうがいいかなと思いました。ちなみに後々シュヴェルツェの容姿は、顔はほぼ一緒なのは仕方がないので髪型や服装で違いを出そうとシュヴェルツェ自身で努力します。なので数年後には同じ顔だけど全くの別人になっている設定。