世界観など

◎世界観について
??年後のイッシュ地方を舞台としたわけですが、世界観としてはS!シリーズとあまり変わりありません。
一応、拙宅のイッシュ地方では擬人化は当たり前のことになっています。ただ場所によっては差別があったり、扱い方に問題が見られる場合は法により罰せられることもありました。

また大きく違ったのはハーフの存在でした。ハーフについては本編でも掘り下げたので説明はいいですかね。S!シリーズのときにもハーフはいたけれど、そもそも擬人化自体が大っぴらになっていなかったから数は極めて少なく、また集落ができるほどでもなかったということで。

ちなみにboysの設定では、イッシュ地方全体を治めているのはNとゼクロム(マクロ)、チャンピオンがトウヤとなっています。私の夢ですね……いつあの二人は再会してくれるんでしょうね……。次いで各地のジムリーダーは2年後イッシュと同じ配置の設定です。


◎物語について
もはや夢ではないですね、ええ。私も分かっています。原作に沿うと見せかけた完全オリジナルです。
差別・クローン・同性愛表現・親友を敵にして殺し合いさせる・家族関係……私が絶対書きたかったものを詰め込みました。

boysを書き始めるに当たって、まず何が書きたかったかというと「親友の死」なんですよね。絶対リヒトは殺すって決めてました。言葉があれですけど、boysを公開する前からリヒトは絶対死なせて、その後にクローンは必ず物語に出すと決めていたのです。ちなみに最初は、リヒトを生き返らせることは無く、アヤトには「アイツの分まで俺ががんばって夢を叶えるんだ……!」てな感じで親友の死も乗り越えた先に希望を掴む展開を考えていました。

……が、ハッピーエンドにすると決めたら、リヒトの死があったのにハッピーで終われるか……?と悩んだり、正直に言うと私がリヒトを捨てきれませんでした。死者を生き返らせるのは、私の中でもあまり良くない展開だと思っていますし、リヒトの死で感情を揺さぶらせておいて生き返るとか、じゃああの茶番はなんだったんだ!?てなると思って私も本当に、……本っっっっ当に!!悩みました。ギリギリまで悩んだ末、……今に至ります。

でもここまで書ききってから思い返すと、やっぱり生き返らせてよかったかなと思ってます。別にプロでもあるまいし趣味で書いているものなのでなんでも好きにやってやりますよ。

boysのテーマは「成長」「愛」「夢」です。綺麗に言うとね。
でも書き始めた頃の私はただ親友が死んで自身の手で埋めるシーンを書きたい一心だったので正直「テーマ?後からついてくるんじゃない?」ぐらいでした。無事着いてきてよかったね。無理やり連れてきた感は否めないですけど。


◎ハーフについて
これも書きたかったことのひとつです。差別や偏見について、私自身少し思うことがあったのであえて物語に加えてみました。でもあまり書きすぎると重くなりすぎたり現実に近づきすぎてしまうので、あれでも軽く書いたつもりです。物語の中ならば簡単に世界平和にできるので、アヤトたちが進む先は明るい未来となってます。みんなが認めあえる世界になってほしいね。


◎容姿について
こちらも今までと同様、擬人化した彼らは人間から見ると物凄く美形揃いという設定。というのも、ツイッターで見かけたのですが人外は人間を見て真似る訳で、個性のある顔を作るのは難しい=自然と左右対称の整った容姿になる、みたいな考察を見かけて、ああなるほどなあと思いました。なので擬人化する彼らがブスになることはないのかな。
毎度のことながら私の画力が追いつかないだけで、擬人化してるやつらは美男美女なんです。そういう設定なんです!!

ちなみに顔面偏差値は男だとロロがトップで、次にリヒトかイオナかなあ。エネは中性的なので省きます。アヤトはずば抜けてかっこいい訳でもなくブスでもなく……普通の顔イメージです。でもトリップしてからポケモンの血が濃くなるので、成長するにつれてだんだんとカッコよくなっていきます。母親寄りの童顔から、父親寄りのキリっとした感じになるイメージ。ただまあ、擬人化した彼ら以上にかっこよくなることはないけどね。




- ナノ -