ゼルダの伝説シリーズ 予告
主人公設定:−−−−−
その他設定:ゼルダシリーズ原作沿い連載夢の予告
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罪を犯した一人の少女。
彼女に下された罰は……。
「だって、私…、我慢できなかったのよ!」
「嫌だった、我慢できなかった。ミコト、あなたはただそれだけの理由で、
わたくしの従者をその手に掛けたのですか」
「嫌なの、もう嫌なの! 神様なんて大っ嫌い。神様を信じる人も大っ嫌い、
そんな人居なくなっちゃえばいいのよ!」
自らの生まれを呪い、罪を犯した少女ミコト。
運命……神が与えるそれを嫌った彼女が受けた罰は、神に与えられた運命を受け入れ続ける事だった。
いつか赦されるその日まで、彼女は運命を受け入れ続けなければならない。
「ミコト、あなたは、あなたの嫌う
【神によって与えられた運命】を受け入れ続けるのです。それがあなたへの罰……」
どんな辛い目に遭っても変えてはいけない、抗ってはいけない。
こうしてミコトは、長い運命の監獄へ、旅立つ事となったのだ。
向かう先は、異世界。
三大神が残した聖三角を奉る魔法のような国。
勇者と姫と魔王の運命が宿業のように巡り続ける……そんな世界。
オカリナの音色が響く、とある始まりの時代。
黄昏が身を取り巻く、二つの世界が結ばれる時代。
雄大な海原が広がる、新たな世界を巡る時代。
ミコトはそれらの時代を、順番に巡る。
全ては、神に与えられた運命を受け入れ、そして罪を償い赦される為に。
ツァウベル著
【罪人少女〜ゼルダの伝説における彼女の贖罪〜】より