DEAR*U


「ウソつき」と責めることが出来たなら、
「そばにいて」と泣く強さがあったなら、
こんなにも好きでいることが
辛く…虚しいと感じることはなかったのかな。

「好きだよ」って飽きるくらい言い合って幸せになる
それがいつからか当たり前の言葉になる
「かわいい」って照れるくらい言われてまた好きになる
それがいつの間にか嬉しくなくなっていた

「必ず来るから」と渡されたタオル
今でも持ってるの
「必ず待ってる」と託したハンカチ
まだ忘れてないかな?

「ウソつき」と叫ぶことができたなら、
「助けて」と頼る勇気があったなら、
こんなにも好きでいることが
辛く…悲しいと感じることはなかったのかな。

「別れる理由なんてないだろ」
少し怒ったその声に
「あるよ…私が、辛いから」なんて言えなくて
そうだね、って曖昧に頷いて
隠れて泣いてた

もう一度会えることが出来るなら、
もう二度と離さずにいられるなら、
こんなにもウソをつかないで、
素直に好きと感じることができたのかな。



サヨナラだ、愛した人…
どうか幸せになって下さいね。

FROM*LOVE



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