Make a song for you.


…ねぇ、愛音?

あなたが突然、消えてしまってからね…。

私の大切な人、ようやく…見つけたよ?


そして…今、目の前にいるのが。


「ちょっと、これくらいのアレンジもまともに出来ないわけ?」


その大切な人……。


「す…すいません…。」

「はぁ…時間の無駄だよね、キミと仕事するのって。」


愛音の"そっくりロボット"…美風藍。


「そこまで言う?!」

「事実を言ったまでだけど。」


とりあえず…うん、一発殴りたい………!


「ぬぁぁ…アレンジが上手いから何の反論も出来ないぃぃ…!」

「…早くしてくれない?
僕、弥生みたいに暇人じゃないから。」


これは…愛音の…映画の主題歌になるはずだった曲…。

ほんとは愛音に歌って欲しいけど…藍ちゃんにも、歌って貰いたい。


「はいはい分かりましたよ!
んー…ここはこう、かな…!」

「……………………ねぇ。」

「何よ…また文句?」

「…そのアレンジ、如月愛音のためのものでしょ。」


…え…。

「な…なんで…。」

「弥生が僕に隠し事出来るって思ってるの?」

「…イエマッタク…。」

「…その曲を歌うのが愛音じゃなくて僕で…嫌なんでしょ。」

………確かに、これは愛音の為の曲で、愛音のためのアレンジがされていた。

…だけどね、


「…私、藍ちゃんに歌って欲しい。」

「………ほんとに言ってるの、それ。」

「うん!
だって私…藍ちゃん、好きだから!」

「……!!」

「私、確かに愛音のためにその曲を書いてた。
でも…今は藍ちゃんのために、アレンジしてるんだよ。

藍ちゃんに歌って欲しいから!」

「…弥生ってバカだよねほんと…。
よくそんなこと真顔で言えるよ。」

「だって藍ちゃん相手だからね!」

「…はぁ…口より手を動かしたら?」


…そういう藍ちゃんの頬は確かに、ちょっと赤くなってて。


藍ちゃん、私…あなたを愛してるよ。

愛音のそっくりロボットとしてじゃなくて…。



美風藍、あなたそのものを。





――――――――――――

遅くなってすいません!
相互記念、三月艾から迷宮円舞曲様へ捧げます。


ダレダヨ…藍ちゃんじゃないよコノコ…。
てか私原作無視しすぎだバカヤロー!ww

いや、原作無視しなきゃ藍ちゃんは書けない…。

てか愛音を出す意味←
ただのネタバレでしか無かった件…orz



水沢様、こんな作品で申し訳ないです!

お気に召さなければ書き直しますので!



この度は相互ありがとうございました!
これからもよろしくお願い致します!



弥生



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