寄せ鍋って何だっけ…


一人暮らしはみんなで鍋するためにあると思うの の続きになります。先にそちらをご覧ください。




***


場所が変わって近所のスーパーにやってきた誠凛一行。

「じゃあ20分時間とるからその間に好きなもの選んできてね!」

「えっ何鍋とか決まってないんすか?」

「鴨とか蟹とか高校生が買えるものじゃないでしょ?だから寄せ鍋よ」

(やな予感しかしねえ…)

内心不安になりながらも うすと答えると、火神は黒子と鍋に入れる物を物色しに行った。


〜20分後〜


リコが会計をしている間男子陣は外にいた。

「なあ…黒子」

不安げに話しかけてくる火神を見て黒子は怪訝そうに向き合う

「どうしましたか?まさか家にいかがわしい物が…」

「ねーよ!青峰と一緒にすんな! 」

「では、なんですか」

「…今から鍋するんだよな」

「何を今更言ってるんですか?鍋をするんですよ だから今さっき材料を物色しに行ったんじゃないですか」

「…俺ん家でするんだよな」

「そうですね」

先程より余計に顔が青くなった火神を不振に思い

「一体どうしたんです、かっ」

と火神のは腹にイグナイトを決めた。

「ぐっふぉ…てめぇ…何しやがる…!」

「火神君が早く言わないからですよ」

「…チッ さっき出るときにカゴに入ってるもん見たんだ」

「…それで、何が入ってたんですか」

「…とりあえず鍋に必要なものは3割ってとこだ」

「…僕帰っていいですかね」

「逃げんな…死ぬときは一緒だ 光と一緒にあるのがお前のスタイルだろ」

「僕の決め台詞の一つをとらないでくださ、いっ」

「がっ…! …て、てんめぇ…廻で殴るとか…殺す気か!」

「まだまだ序の口ですよ 他にも塊や壊などバリエーションを考えてます」

「…お前もう人間やめたら?」

火神が呆れ顔で黒子を見ていると

「お待たせー!それじゃあ火神君の家へ行くわよ!」

とリコの元気な声が。

「…」

「…」

「…逝きますか」

「…ああ」

「安心してください 骨は拾います」

「死ぬ前提かよ!」


こうして鍋?をするために誠凛一行は火神宅へ向かったのだった。




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