設定諸々





アバウトな世界観

此の世のどこでもないなんてことない常世にある町。商店街が中央に通っており、奥の方まで行くと朱塗り柱のでかい屋敷がある。
通称「ゴク前の化獣屋敷」と呼ばれ、中に入るとモンスターがいるだの迷子になったら帰れないだの鬼が棲んでるだの色々と厨二くさい噂が流れているそう。
オーナーは商店街から東の方角に位置する「常世獄立学園」勤務の一教師。たまにペットらしい狐や猫が屋敷の周囲をうろうろしているらしい。

常世獄立学園:大抵の児童が此処へ通うと言われる。現世の学校とは違い、生徒の大半が人ではないため個人個人に卒業年数が設定されている。妖狐など年数によって位が上がる類の者も居る為だとか。


商店街:そこそこ大きく程々に有名。スーパーや銀行は勿論、大食堂や呉服屋・駐在所・郵便局など何気に揃うものは揃っているので訪れる者は多い。
屋敷を更に超えた先の丘からは「タイジ海」が見え、その傍には「ウサギノアトリエ」が立っている。

列車の路線は一本きり。奈落手前駅と極楽浄土駅を繋ぎ、普通列車も急行も特急も分け隔てなく走っている。
列車同士は出会ったら割と透けるので接触事故などはない安全保障付き。(

奈落手前駅では血の気の多い住人達が時折喧嘩してるので降りる際は注意しようねって張り紙が貼ってある。
タヌキ出没注意の張り紙も貼ってある。←












主に出る人



光でれ(蛍鬼さん宅創作ちゃん)

実質メインで動いてる子。学生。気が付くと常世に立っていた孤児で、妖狐(善狐)・ユウナに拾われて義理の親子となった。
出生は未だに謎のままだが、どことなく艶やかな雰囲気を纏っている為、周囲の傾向が女子受けというより男子受けの方に傾いていることに本人は全く気付いていない。どうやら首に無意識のトラウマがあるらしく、ネクタイ等を苦手としている。
身に着けている書士学生風の制服はユウナのオーダーメイドなんだとかなんとか…。何故か屋敷内を徘徊している飼い狐達にモテる。よほどの必要性を感じた場面でのみ紫炎を操ることがある。




ユウナさん(にょたでれ/こんでれ)

ゴク前屋敷に住み込みで仕事を手伝っている妖狐。元々は地獄の野干(野狐/野良狐)だったがオーナーの先生に拾われて飼い善狐に。その後更に長い年月を生き、現在は地狐と呼ばれるあたりにいる。その為屋敷で飼われている他の飼い狐達よりも立場は上。
いつもは女の姿をしているが、主な外出時には小さな狐に化ける。学園のOG(?)。好きなものは義息子と先生。
千里眼とまではいかないが、他者や物事を見通す能力がありそこそこ物知り。極度の桃中毒患者で手持ちの煙管は食用霞(桃味)用品。
怒ったりやきもち焼いたりすると紅焔を吐くから危険。




一君(蛍鬼さん宅創作ちゃん)

学生。現代の亡者で、奈落裏町の奴隷オークションに出品されていたところを化け狢・ミズキに提示額不明(くそ高い)で落札されて以来ミズキ専用の奴隷と化している。
五感が鋭く腕力もあり、陰では暗躍・諜報に長けるという意外な一面も持ち合わせている。但し通常は底抜けに明るいただの食欲馬鹿。
自分を過去売りに出した家族が死ぬほど憎いと言っているがそれもミズキから言わせたら「ただの阿呆」らしい。




ミズキ君(カネオ氏boy君派生/ぽんでれ)

屋敷住み込みの学園OB。ユウナのことを「姉さん」と呼ぶ化け狢で、正式名称は「時問い狢」。その名の通り時問いのフレーズから幻術や呪術をかけるのが得意。状況によっては得意の蒼炎をまき散らし逃げるという傍迷惑且つ厄介な癖も。
悪戯好きで、様々な姿に化ける能に関してはユウナをはるかに上回る術者。但し「神酒の木」からとれるブルーベリーと真っ赤なトマトに弱く、投げ込むとここぞとばかりに飛び込んでくるため捕獲されることも多い。
好きな場所は三途川の橋の真ん中。




レイルさん(蛍鬼さん宅創作ちゃん)

学生で現世ではお江戸の男娼だった。黒猫・ユキの飼い主だったが家が貧しく離別し、その後自身も花街への身売りを余儀なくされた。しかしとある事情から店を足抜けし、逃亡中に事故に遭って常世へ辿り着く。その折に飼い猫だったユキと再会を果たした。
光や一らとともに学校へ通い、光のノートに自分の名前を書くなど時折突拍子もない行動を起こしたりするものの本質は割と真面目。
ハーフの為どこか浮世離れした雰囲気を纏い、顔立ちや過去の経緯もあってかよく女性と間違われる。




ユキちゃん(女体化ろり/にゃんでれ)

学園OGでユウナやミズキ同様ゴク前に住み込んでいる。主なお仕事は料理以外の家事全般。
江戸時代を生きた元飼い猫。貧しい飼い主一家を案じて彼らが家を離れる際に離別を決心し、その後も一匹空き家となった家屋に住んでいた。
気が弱く野良にも混じれずに餌を求めて道をうろついていた折に富豪の飼い犬・ヒナタと出会う。彼に餌を恵まれ次第に懐きつつあったものの、その後の「犬神錬成事件」によって縁を絶たれた。
ヒナタ亡きあとは暫くの間を首なし犬の傍で只管過ごし、やがて猫としては永眠を果たすも、常世の猫又となって現世に立ち、土中の犬神を解放させた。その時の彼女は穏やかに笑っていたという。




友成さん(蛍鬼さん宅創作ちゃん)

学生。元はある富豪の一人息子で、妖狐や犬神に通じる学者の家系でもあった。ある日養子として訪れた光と出会い、その何処か妖艶さを感じさせる風貌に魅入られ恋をする。以来他に類を見ない規模の光中毒罹患者。
元は現世の亡者だが、行き過ぎた感情が暴走したため閻魔への道を数人の亡者と共に逃亡し捕まり、現在は犬神の監視区域「祟部屋」に収監されている。(学校へは通っているが光に触ろうとすると全自動で部屋に戻される)
頭の回転が速く、順応力も異常に高い。死の前後の記憶が曖昧らしく、また犬神憑きにあまりにも慣れすぎている為、生前憑き物に関する何かがあったのではないかと思われる。ユウナとは光を巡って主に犬猿もとい犬狐の仲と化している。




ヒナタさま(蛍鬼さん宅boy君派生/わんでれ)

江戸時代、とある権力家庭に遣えていた黒い犬。元来飼い主にきっちり従う忠犬だったが、ある日起こった「犬神錬成事件」において犬神を作る為に利用された経緯があり、少々人間不信。自身の首を土中から解放し常世へと呼び寄せた猫又・ユキとは頭部を取り戻した直後恋人に。
現在はゴク前の屋敷に住み込み、閻魔への道「裁判関」の門番職をしている。(亡者が逃げたら追いかけて噛む)
ヒナタの自室の隣には「祟部屋」が存在し、その部屋に収監された者は24時間365日犬神の目に行動を把握されるという軽い拷問紛いを受ける。過去、その部屋を宛がわれた者は皆が皆その重圧に耐えきれず逃げだしたが、悉く犬神に追い付かれ噛みつかれたそうな。
屋敷の「化獣」のなかでは比較的まともな部類。昔斬りおとされた首には縫い痕があり、普段は金の首輪で隠れていて見えない。







先生

獄谷理人先生(通称シェフ先生)。常世獄前学園の一教師で担当教科は家庭科。一般人に見えるが実質は常世のおにがみ。
光達のクラスの授業も受け持っている為比較的知り合いだが、その先生がゴク前屋敷のオーナーであることは不思議と知られていない。百年以上前にはクラスの担任をしていたこともあり、その中でも問題児を集めた「ゴク前収容施設(現在の屋敷の旧称)」でも児童を相手に教育を行っていた。
基本は屋敷の深奥にある自室に籠っており、滅多と外には出て来ない。
その割にミズキの逃げ癖に対する反応は素早く、ユウナのほっぺを平気で抓るくらいには他者に容赦がない。時々飴を投げる。
(仕事をきっちりやるヒナタやユキにはそれなりの対応を取る)

料理に関しては抜け目がなく、屋敷内の「餌やり」が日課。
自分の趣味に没頭していたいタイプだが、任された仕事はきっちりとこなす。何を考えているのか、あるいは企んでいるのか―は、やっぱり不明。










時々出る人





シオウ君(敷さん宅boy君派生)

夜雀。黄泉通り商店街の駐在所に勤める警察官で、学生時代に校内にて起きた購買泥棒騒動から警察官を志望した。食が絡むととかく暴走しがちになり、その勢いは校長をも殴り飛ばすほどで、お昼になると商店街内の「ぜんまい食堂」で姿を見かける。一日三食、特に苺が大好物。視力が異常に良く、夜目も利く。



キョウスケ君(まくクマさん宅boy君派生)

鬼熊。商店街の大食堂「ぜんまい食堂」にて働いている。本人は意識していないが大半の客が彼を店の看板店員だと思っているらしい。生まれつき強力な力を持ち抑えられないコンプレックスがあったが、現在は施設時代に先生からもらった数珠で制御されている。



イクト君(ドロボーさん宅boy君派生)

首無馬。商店街内の呉服屋を切り盛りしている店主。その完成度と腕前から知名度は高く、獄卒達やアイドルの服をも仕立てた経緯がある。馬頭の家系世襲を蹴って自分の望む生活へと走るなど、大人しそうでいて割と思い切った行動に出ることも。



ネア君(ジャックさん宅boy君派生)

七本鮫。商店街をゴク前屋敷とは逆方向へ抜けた地点にある郵便局の局員。普段は人の姿で自転車を乗り回しており、元の姿に戻ると水にも潜れる。専用の鞄は口を閉じると水を一切通さない驚きの防水加工物。様々なゲームが大好きで、花札やおはじきの他、勤務中にも大体本体とソフト7つくらいは所持している。



ミキ君(蛍鬼さん宅Dboy君派生)

正体不明の謎の兎。海のほとりにある「ウサギノアトリエ」の家主であり、少々変わり者な画家。その他偶に小説も書いている。
自分の世界に干渉してくる者に厳しく、昔から何かとゲームに誘ってくるネアに対してかなりの警戒心を持っている。たまに屋敷へ遊びに来ては主にミズキを苛めて帰る(本人曰く、かちかち山の原理とのこと)


















「幸せだよ、君がいて。」

    





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