婚姻の3日前、彼が亡くなった。
働き者で、優しい笑顔の青年だった。
畑仕事を汗水垂らして手伝うその姿に、恋をした。
式の2日前―――――死の翌日が、彼の誕生日だった。
その日19になる筈だった彼は、私が祝う前に居なくなってしまった。
あの美しいアメジストの瞳も、困ったような愛しい笑顔も。もう、見られない。

死因は、机上に残された毒薬。
ベッドの上で眠る彼の身体に残った、紅い痕。
一つだけではない。幾つも、幾つも。
彼の部屋に落ちていた赤い1本の髪の毛は短く、瓶に残った指紋は、ある人間を浮かび上がらせた。
遠い遠い国で、詐欺を働いていた男。
この男が―――彼の身体を存分に貪った上に、殺して私から奪い去っていったのだと。

男と彼の関係性は、あまりよく分からない。
だけど、1つだけはっきり言える。

―絶対に赦さない。
殺してやる。何をしてでも絶対に。

ある男は私に告げた。
「この鏡があれば、男に会える」と。
「男もまた、この鏡を探しているから」と。

鏡の写真を手に、私は今日も男を捜す。
抱えきれない殺意と憎悪を、胸の内に詰め込んで。


『――天への道を閉ざし、復讐の地を歩むか。……哀れだな、人間……』
そんな声が、聞こえた、気が、した。




―――そういえば、彼にプレゼントした1本のスプーンが、失くなっていたのを思い出した。
鏡に似た装飾のあの匙は、何処へ行ったのかしら?






スモスの鏡(♂):魔具に見合わず温厚で大人しいのがデフォルトだが、キレると魔力がサタネ並みに跳ね上がる。但し滅多にない。

次回の伏線      というわけでもない。
小話本編をその内上げるので、そっち読んだ後に見ると色々見える かもしれない。
とりあえず、憑代のみ肉体を回収されるので赤毛の詐欺師の存在は現世では確認されておりません。
現世では。

悪魔にも死の概念って存在すると思うんだ。僕はね。










質素な部屋に飾られた1本の匙は、昔々の彼と彼女の思い出。
「魔具であるその匙が恋の思い出」とは、何とも皮肉なものだ。

嫉妬を司る匙は、持ち主を嫉妬の情に染め上げる。
置き去りにされた少女は、殺意の中に僅かな嫉妬さえも含ませて、今日も彼の男を捜し続けている。

「兄さん」
「帰れ変態」
「兄さんは今日も通常運転だね。可愛いけど」
「気持ち悪い」

変態が寄ってきた。帰ろうかなぁ、もう。
「彼女は今日も魔具探しか。飽きないね」
「お前が唆したくせに」
「だって面白いじゃない」
「……最っ低。人の恋心弄ぶ奴とか有り得ない」
「僕は兄さん達さえ居ればそれで良いからね」
「僕はシェフさえいればそれだけで十分なんだけど」
「ふーん…まぁいいさ。
でも、それは兄さんに限ったことだろうけどね」
「?」
「その匙だよ」

「匙はきっとこう思ってるんだ。
『嗚呼マモ、私だけのマモ、貴方は私だけのもの、私以外の誰も見てはいけないし見る必要もない。だから早く私の元へ帰ってきて、私だけが貴方を愛してあげられる、愛さなくてはいけないのだから』ってね」
「それが本当だったらその場で自殺出来るよ僕」
「元々生きてないようなものの癖に?」



給仕女は知らない。
天秤が今言ったようなことを、本当に匙が自分の隣で呪詛のように延々繰り返し言い続けていたことを。







レヴィアの匙(♀):自分勝手で目的の為には手段を選ばない冷酷非道者。マモに尋常でない執着愛を抱き、マモの為なら何でも出来る。浮気ダメ絶対。しかし実は極度の方向音痴。

寧ろ匙がヤンデレだった。
というか方向音痴は私だ(

煉獄でのやんでれの暴走の後、匙は魔具について良く知る煉獄の民によって現世へ島流しされてました
そしてとある国の富豪の倉庫に迷い込み、更に別の町へ。あとは言わずもがな









今日もまた人間が一人、僕の手で死んだ。
…いや、僕を持った人間の手で、か。

今まで人の繋がりを介して色々なところを回った。
日の下も、月夜の浜辺も、雨の平原も、
光の差さない洞穴も、木漏れ日の気持ちいい森の中も。

ある時は、怪物の賞金目当ての男の武器に。
ある時は、海を渡り遠方へ商売に移ろうとする商人の護身の為に。
ある時は、人と人との殺し合いの為に。

総じて言えることは、大凡の敬意には大体「金」が理由として付きまとっていた。
欲深な人間は愚かだ。
それでも、僕はそれに大人しく手を貸し続ける。
何故か?
簡単なことだ、人間の欲と共に、その汚れた鮮血を浴びること。それがこの上ない愉悦にして快楽だからだ。
もし僕自身が当の人間だったなら、周囲の誰もがこう言うだろう。
「愉快犯」。「快楽殺人鬼」。
それでいい。
欲望に従順。本能に忠実な、悪魔の如き道具。それが僕ら、魔具なのだから。

最上の魔具・サタネはかつて大量に人間を虐殺したと聞く。
それはどれほど、気持ちのいいことだったのか。
僕はそれを、是非とも知ってみたい。

――嗚呼、五月蝿いな。
誰かが僕の意思に干渉しようとしている。
この飽きるほどに感じてきた波長はレヴィアか。忌々しい。
お前なんかどうでもいいって言っただろう。殺せない玩具は僕には要らないんだ。

煩い愛の言の葉を無視し、僕は今日も世界を回る。
血に染められた理想の世界を脳裏に思い描きながら。






マモの短刀(♂):一言でいえばまさに「愉快犯」。人間を見下し、自身が得る快楽の為の道具だと思っている。レヴィアのことは殺せなくて面白くないので基本無視。

魔具の場合は短刀←←←←←←←←←←←←←越えられない壁←←←←←←←←←←←←←←←←匙。
本体とは逆なのが奴らの執着クオリティ。













暗い暗い地の底に、一筋の光が差した。

この牢獄へと閉じ込められてから、どれくらいの時間が流れたのか。今となってはもう分からない。
―会いたいよ、リリ。
君が居なくなって、俺の世界は枯れてしまった。
退屈だ。変わらない景色は既に見飽きた。
目の前の眩しい光さえ、俺の中では脆弱なもの。
俺を完全に覚醒させられるのは、君の笑顔。
他の何にも代えられない、絶対的な力だ。
君が俺の下に戻らない限り、
俺は永遠に此処から出られない。

早く。
早く、この手に。

――――――――――――――――――――――………。
誰かの気配がする。
誰だろう、何だろう、分からない。
人の気配を感じない。
人じゃ、ない?

…誰だ、誰なんだ。
リリによく似た、白い少女。
―その小箱、
リリを使役する君は、一体誰なんだ。

『……………サタ、ネ?』

リリが大人しい。
君が、他人を認めたというのか。
今まで俺にしか関心を示さなかった筈の、君が。

…ねぇ、目の前の君。
君が本当に、「憂鬱の花嫁」が認めたりえる存在だというならば。
―――どうかこの薄暗い世界から、俺を連れ出してほしい。








サタネの銃(♂):温厚と冷徹の温度差が凄まじく、持ち主を選ぶ。魔具の中では最強の魔力を有するものの、憂鬱の花嫁ことリリに破滅的に弱い。元々が強いのでキレると魔力値臨界点突破。

最上の魔具は嫁馬鹿です。果てしなく良い意味で。
サタネについては最後の番外3で明らかになるので詳細はまだ伏せときます。
ただしこれだけは自信持って言えます、彼の大体の動力源は嫁。←

















日向さんが、この小箱をくれた日。
それは、薄汚れた骨董品のような印象だったのを覚えている。
―憂鬱の魔具・リリの小箱。
その名称を知ったのは、カルコサへ連れて行ってもらった時のこと。

部屋へ戻ると、水を含ませた布で埃を拭った。
金縁の小箱は、見違えるほど綺麗になった。
彩る金が、光を反射してきらきら光る。
それを見て、僅かに見惚れたりも、して。

3日経って、何となく小箱を見ると、
不思議なことに、いつの間にか大きなリボンとフリルがついていた。
日向さんに聞くと、「これはユキに合わせて小箱が変化したんだよ」と教えてくれた。
自分に合わせた結果がこれなのだと知って、少し照れた。

またある日、ふと見ると小箱が隣に転げていた。
棚の上にあった筈なのに。壊れてないかと外観を見回したが、運よく傷も破損もなかった。
そして念の為中も確認すると、

小箱は、いつの間にかオルゴール小箱になっていた。

日向さんに見せると、日向さんは僕の頭を撫でてくれた。
「この小箱、実は成長型って言って、大切にされたりよく使い込まれたりすると姿形が変わるんだ。ユキは大切にしてくれてるんだね、有難う」

その笑顔が嬉しくて、つい抱きついてしまったりして。

…そういえばそのすぐ後、ベリアの筆、っていうのも同じ成長型だって日向さんが言ってた。
盗まれた、って聞いたけれど、それからどうなったのかな。

思いながら、ふと棚の上を見上げると。
小箱は、小さな白翼を生やしてそこに佇んでいた。





リリの小箱(♀):前述の通りサタネの嫁。攻撃の術が存在せず、魔具中最弱。天然且つ世間知らずな箱入り娘。

魔具には成長型と自立型があります
自立型は最初から変化しないもの。
成長型は日向さんの仰ったとおりです。

成長型は3つしかなく、小箱・筆・扇がそれにあたります
ただし扇だけは中でも大分特殊。
















綺麗な装飾のペンに、お父様が殺される夢を見た。
…いや、正確には、実際に殺された。
あのペンの―――ベリアの筆の、魔力に。
あの日のことはもう、思い出したくもない。
敬愛するお父様は、私の目の前で自殺したのだ。

あのペンは、もう私の手元から離れていった。
今は何処にあるか分からない。
気が付いた時には、なくなっていた。
それで良いと思う。
持っていても、嫌な思い出を蘇らせる原因にしかならないのなら。

…しかし、何故だろう。
そう遠くない未来、あのペンは再び私の手元に戻ってくる、そんな気がしてならない。
大きな災厄をその手に抱えて―――――――

ベリアの筆は、私の居た世界を壊した。
紅い月が墜ちてと、たしか、そう。
人外道化、さんが。
彼は、身寄りのない私を引き取って、此処に住まわせてくれている。
…もう、帰る場所はないからと。
その時のことは正直、よく覚えていない。
分かることと言えば、ベリアの筆の力に憑かれた私が…その力で、無意識のうちに世界を破滅させたということ。
そしてそうなった理由が、ベリアの筆そのものが、同じ「魔具」の中で最も、「人間に興味を持ってしまった」からだということ。

終わってしまったことだと、道化さんは言うけれど。
それでも、許されることではない、と、そう思う。
沢山の人が死んだ。
筆の魔力に負けた、私のせいで。

―――そういえば、あの人―――指輪を失くしたというかの犠牲者は、私を恨んではいないのだろうか……。





ベリアの筆(♀):エゴルの書とは兄妹関係にあたる(下)。好奇心旺盛で、それ故人間に興味を持ってしまい使われることで人間を知りたがるようになる。

番外の方にちょろっと出るかもしれませんぬイノセント君

夢人さんは案外前向きなので単なる杞憂なんですけども^o^
時間軸は第二次世界終了期(夢人さん編で提示されてた問題)の更に後。
この頃になると筆はイノセント君のとこから行方をくらましております 何処へ行ったかはその内明らかに
しかし奴はイノセント君を大層お気に入りのようなので、近い将来何らかの方法で戻ってきてまた一波乱起こしそうですね















社会の裏を流れる僕は、呪われた宝具。
昔はあるべき者の下―――とある王宮に居たけれど、国民の反乱に乗じて盗まれてきた。

呪いの品を欲しがるなんて、人間というのは実によく分からない。
嵌めたものを傲慢に染めてしまうだけの僕に、一体何の価値があるというのか。
禁忌の魔具・ベリアが彼らに興味を示すのは、ある種必然だったのではないかと、そう思う。

今の主は、小太りの富豪家。僕をその手に嵌めようとする。
やめて、やめて。そんな太い指に嵌められたら僕が壊れちゃう。
僕にだってサイズがあるんだ。誰でも身に着けられるわけじゃないんだ。だから諦めてよ。

昔は良かったのになぁ。
フローゼス家…夢人一族は代々僕の所有者であるせいか、決まって指が細い人ばっかりだったから、こんなに困らされることもなかったのに。

もし此処にあのエゴルがいて、僕の望みをその中に綴ってくれたなら、僕は今すぐにでも見合った主の下に帰ることができるだろうに。

ミスティ=フローゼス。君は今、何処に居るの?
死んだ人間を求めるなんてそれこそ愚かだけれど、夢人一族の最後を担った君なら、僕を容易く使いこなせるだろうに。
転生とか、してないのかな。
もう会えないのかなぁ、ミスティ……。

『―――――――――――すいません』

嗚呼、また人が来た。次の取引相手かな。
―あれ? でも、この人……。

『返してもらえませんか、ツミビトの持ち物を』

――――――――――――――――この人、"生気を感じない"。





ルシェの指輪(♀):常識的で実はこれでもかというほどの臆病者。しかし隠れSの傾向有。一人称は僕だけど女の子分類。第一次世界終了の折反乱の民に持ち去られ、一時は闇市を転々としていた。第二次世界終了・エゴルの力による奇跡的第三次世界構築後に淫夢魔に回収される。

だって淫夢魔さん死んでますもの(バァァァン
魔具回収役にしてルシェの救世主・淫夢魔さん到着時の話。
エゴルはベリアに似て、少しだけなら書いたことを事実にする力を有しています。
ただし彼の場合は主に知識書で、中に収録された数枚の白紙ページのところにしか書けません。
利用に制限のないベリアの場合はつまりそれこそが自身の能力なので、『フィクションのリアル化』に特化した魔具といえます。











僕・エゴルの書の持ち主は、魔女である。
名はネメア=ウェイトリー。魔女狩りの地・セイレムに生まれ、ダンウィッチへと移り住んだ、正当な魔女の血筋である。

彼お気に入りの本とされた僕は、彼の人生を始終見届けてきたが、実に壮絶だったと思う。
細かい詳細は省くが、魔女の生まれということで周囲はあまりいい顔をしなかった。
…まぁ、正直世間は彼が本当の魔女だと知らず、噂に流された結果の迫害だったようだけれど。
匙と短刀…レヴィアとマモの持ち主である、煉獄の(ほぼ)双子を見ると、ダンウィッチの件を思い出す。
そして、思うのだ。

もし、彼が僕の「力」を使うことを知っていたなら、それが「良くない力」であるとはいえ―彼はもう少し、マシな人生を送れたのではないかと。

とはいえ、もし本当に僕の力を使えていたなら、今のこの現状に至っていないだろうこともまた事実。

人に追われ、友を失い、理想を欲した心はカルコサという異能の世界を作り上げた。
そして、人ならざる者がそこへ集った。
夢の管理者、淫夢族の裏切者、神木の化身、狂炎の双子、屍―アンデッド―達、そして魂の主…。

そして、彼はその世界の主となった。
そう言った歴史が持ち主にあるからこそ、魔具の中では僕が主導権を握っていられるのかもしれない。
…そうでなければ、奪われていたかも、しれない。
悪魔の王・ベルゼブルの名を与えられたあの扇に…。

僕の知る限り、かつてのゼブルはそりゃもう酷かった。我儘で傍若無人で…。
だからこそ、僕は僕の力で「彼女を3つに分離させた」。
しかし、不安が完全に消えたというわけでも、ない。

恐ろしい。
…彼女が再び、完全な力を取り戻すであろう未来が……。






エゴルの書(♂):魔具の代表で魔具随一の苦労人・最も人らしい感情を有している御人好し。癖のありすぎる魔具達を纏めることに日夜精力を注ぎ込んでいる。

大凡の経緯は伏せます。何故ならもし後々許可が下りたりしたらネタ切れになって困るから(どーん
魔女の子さんがカルコサの主であるように、エゴルが魔具の代表です。
そしてそんな彼が怖いのはゼブル(ベルゼブル=ベルゼブブ)だけでサタネは特に眼中にないです。
だってあの子リリに目が行きすぎて代表権とかがっつり放棄してますもん(

因みに彼の正式名称はネメアの獅子=名前、そしてウェイトリーは実際にダンウィッチの怪で出て来られたセイレム出身の一族から拝借してます
憑代であるネコゾンビも同様、実在の一族ビショップ家のお名前お借りしてます。彼の正式名はノルン=ビショップ。ノルンは女神の名前。

世界観はまんまクトゥルフ神話から来てます
セイレム・ダンウィッチはクトゥルフ神話について調べるとほぼ100%ぶち当たります(笑)
後者について調べるとエゴルが煉獄の(ほぼ)双子を連想する理由も大体分かるかと思います

















―――ゼブルの扇だけは、単体ではあまり意味がない。

魔女の子は、そう言っていた。
「何だか僕達みたいな魔具だね」
「うん」
「僕達も3人で暴食、ですからね」
「何言ってんの? 暴食は姫様、僕らはあくまでもそのシモベ、でしょ?」
「…うん、まぁね……駒だし」

「そんなことないよ」
「姫様?」
「梅も桃も、駒とはいえ立派な『暴食』だよ」
「…姫様…」
「あ! 梅が泣いたー!」

泣いてない! 泣いてんじゃん!
騒ぎ始める2人を笑顔で見つめたのち、狂楼の姫―暴食の大罪人の大本は、扇だけとなって手元にあるゼブルを見やる。

かつてその性格と持ち得る強大な力故に危機を感じた怠惰の魔具・エゴルによってそれは3つに分けられた。
扇・宝珠・組紐。その3つが揃った時初めて本来の力を取り戻せるというそれは、唯一スモスの鏡を嫌うとそう聞いた。
「…あの男は悉く僕を見下してくれるな」

淫夢魔一族の男は、時折姫の暴走の制止役を買って出る。
本人は見下した覚えなど当然ないのだが、姫からしてみれば何とも厄介且つ腹の立つ相手だった。
―人間依存の分際で、と。

「…ゼブルが万全になったら存分に見下し返してやる…!」

そんな姫の陰謀を、標的の男は未だ、知らない。






ゼブルの扇(♀):我儘で傍若無人・傲慢でもないのに結構な自信家。サタネに次いで強く、その危険性を危惧したエゴルによって力ごと3つの部品に分けられてしまった。


目に見えて分かる唯一の成長型魔具。それがゼブルの扇です。
部品が揃うごとに完全な力へ近づき、最終的にはサタネに次ぐ魔力を有する化け物級魔具。
ただしどう足掻いてもスモスの鏡には勝てなかったりします。

実は魔具同士には相性が存在しており絶対不得手が各毎に居ます。
ゼブルが絶対的に相性の宜しくないのが当のスモス(色欲)にあたるので逆立ちしても勝てません。
まぁその辺はね、サタネとリリの番外3にてお話する予定ですので
まぁ誰も待ってなさそうですが







以上9編、今更だが敢えて言おう、毎度毎度すいません本当に
因みに登場順はしりとり状態
1編ごとに脇役(名前だけ)登場してる魔具が次に出てきて最後はスモスに戻ります



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