更新
2014/05/22 23:40










先月の18日、午後十時ごろのことだったそうです
なんかね、尿がもう止まっちゃったらしいって話は聞いてたんで、そろそろかなぁっていう話を母としてた丁度その日の事でしたね
火曜あたりが危ないんじゃないかって話をしてたんですけど ほんともういきなりですよ
だからもうその翌日、お休みだったんですけど通夜だ告別式だってなって月曜日会社休む旨を電話して 日曜と月曜と行ってきました
そしたら怒涛の5連休になって後の5勤死にそうになりましたけど


話だけ聞いてた時は案外けろっとしてたんですけど
なんでしょうね、あの雰囲気に弱いのかなぁ
本当にもう借りたらしい式場の舞台の上に棺があって、祖父の写真が飾ってあって
そんでその周りめっちゃ白い花だらけでね
式始まる前から思わず泣いちゃって、初めてだったのもあるとは思うんだけど止めたくても止まらなくて


棺の中開いて覗きこんだら、まるでお人形さんみたいだなぁ それが第一印象
まぁじいちゃんの遺体にお人形さんってのも変な感じではあるんですけど
でもこれは生きてる人の顔じゃないなぁって 直感でもう伝わってきましたよね
お葬式って鈍感な自分でもこういうの分かるんだ、って思いましたね
もうなんかずっと泣いたり祖父の棺の中覗きこんでた記憶しかない
その後母にちょっと、怒られましたよね(
周囲よく見ろって すんませんそれどころじゃなかったです(真顔)
哀しくても我慢できる人とかすごいよ…泣きすぎ式場うろつきすぎで母に異常者扱いされたよバカァ!!!(号泣


んで、通夜の時は特になかったんですけど
告別式の日にね、棺開けて遺体に花添えるってなった時
祖母が声上げて泣いてきてそれではっとなりまして
一番つらいのはやっぱ祖母なんだよなと
なので告別式の日は泣きそうになったけど泣くのやめました
そんでその時同時に、安心もしたんですよね
祖父の顔に実際に触れてみたら、もうほんとすごい冷たくて
横に氷入れてあるってせいもあったんだとは思うんですけども
見てただけの時はすごい安らかな顔してて、病死って話だったんですけどそんな感じしないくらいに落ち着いた死に顔してて、実はまだ生きてんじゃないかって、ひょっとしたらまた起き出してくるんじゃないかって思ってたのが、本当にもう亡くなってるんだなって
火葬されても熱いとかそういう次元じゃないんだなって分かって


でもまぁ、あの通夜みたいな泣き方はもう前にも後にもない気はします
大切な人っていうのはあるんですけど やっぱりずっとよくしてくれた相手だから、余計にね




火葬場へ祖父の身体をお見送りした後は、他の人たちは祖父の骨拾いね、行ったんですけど
僕は母と叔父さんと一緒に、二度火葬場へは行かず祖父のその写真やらなんやらを祖父祖母のおうちまで持ってってました
別にもう哀しいとかはなかったんですけど、骨拾いに行くよりは、その後の準備を手伝っといたほうがよっぽどいいかなって
んでその後骨拾い行ってた人達と合流して、予約してもらってた料亭でご飯食べて帰って来ました
実はそのすぐ後スーツ着替えて本屋行ってたんですけど(((((((((((


うんでも、今になって思うとこれで良かったんじゃないかなって思ってます
祖父ってもう最近はずっとね、入院しっぱなしで ご飯も全部病院食でしょ
あれ父曰く残念ながら美味しくないらしい(
僕は当然、まだ生死に関わる入院とかしたことないわけで、分かるわけもないんですけど
延命治療って傍から見れば有難くても、当人にとってはきっとすごくしんどいことなんじゃないかなと思うわけです
入院して、好きじゃないもの食べなきゃいけなくて、検査も度々あって家に帰れない、自発的に動くことも出来ないようなそういう場所で延命治療されて生きてるよりは
淋しかったり辛かったりしたけれど、その反面やっと楽になれたね、良かったねって
正直に言うとそう思ってます
伯母さんも全く同じこと祖母に言って慰めてましたけど



ところでうちの会社の商品で補助食?っていうの?
メイバランスってちっちゃいジュースみたいなの取り扱ってるんですけど
あれ祖父の入院見舞い行ったとき頻繁に夕食時間見てて祖父めっちゃ気に入ってて
そのこと思い出して切なすぎるからそろそろあれ売るのやめてほしいです(笑)
うちのセンターで売らないでくださいwwww余所でやってwwwwwwwwwww


あとあの、涙止まらなかったって話しましたけど、それよりも鼻水がっていう方が辛かったですよね(汚ねぇ
あとスーツがあれ、窮屈で泣きそうになりました(そっち







という感じです






そんで一昨日漸く祖父の写真を1枚もらってきました
うちにそういうのが1枚もなくて
ぶっちゃけ僕、対人恐怖症というか身内でも何でも相手の目を見れない奴なんで
正直祖父の顔満足に直視した記憶がないんですよね
葬式の写真で初めてって感じで、覚えておきたかったんでずっと父に強請ってたそれを漸く貰ったその日から会社に遅刻しなくなりました(まだ2日しか経ってないけど
人生一生涯、ずっとお仕事頑張ってたっていう話の当の祖父が見ててくれてんかなぁと少し、思う




初めてのお葬式以来、人間、リアルに死にたいだのなんだの言うもんじゃないなって思います
一度死んだらそれっきりなの、コンティニューなんてないんだよって
みんな、自分の命を大切にしようね


僕はそれを踏まえて、一所懸命まっすぐ生きていきたいです



このうまくまとめんな感
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