気づいたときには



『ん...』

カチャッ

えっ?

カチャカチャッ

手錠?されてる? 目隠しも...

『あ..かざわ?』

いないのかな?

「おはよう。よく寝てたな。」
『どうしたの?これ学校行かないと....』

声が震える

赤澤が...怖い

「今日は休ませたよ。フッ いい格好だな」
『ちょっとふざけないでさ、外してよ。ね?お願いだから...』

「...なぁ、俺がお前と観月の為に協力なんかすると思うか?」
『あかざわ...』
「俺がどんな気持ちでお前と観月を見てきたかわかってんのか!?」

もう

何を言っても聞こえてない

バシッ


「聞いてんのかよ!?」

頬がじんじんする。恐怖で涙さえもでない

『はじめ...ちゃん...』

ドスッ

「どこまでお前らは俺を馬鹿にするんだよ!!」



ビリッビリリッ

『ちょっと赤澤!』

服を破き始めた 

嗚呼、犯される。

唯一自由に動かせる足をバタつかせても上に被さっている赤澤はピクリともしない

「じっとしとけ」

恐ろしくドスのきいた声で囁き

チクッ

何か注射のようなものを刺してきた

『何、打ったの?』

だんだん体が...痺れてきた...


「おとなしくしてたら痛くはしない」

怖い怖い怖い怖い

声を上げたいのに声が出ない

暴れたいのに体が動かない





事が終わっても赤澤は解放してくれなかった

唯一、目隠しは外してくれたが、

「今から写真撮るから、笑え」



え?

『無理...だよ...笑えるわけないじゃん』
「笑うんだよ。苗字。
 はじめちゃん以外の男に処女を奪われて、
 その奪った奴のザーメンを体中につけて笑ってるところを写真に撮るんだ」
『写真とって......どうするの?』
「決まってるだろ。苗字の愛しくてたまらないはじめちゃんにプレゼントするんだ」
『お願いだから、それだけはやめて...』
「じゃぁ、約束しろ」

あたしの耳に口をつける赤澤の、放った言葉に慄然とした





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