『仁王くん、大好きです』
愛しい、愛しい、愛しい、愛しい
気がついたら貴方の背中ばかり目で追っていて、いつも何時もいつも気が付けば貴方のことばかり考えてるの。
朝、目が覚めて最初に思い出すのも
眠りにつくとき最後に思い出すのも貴方。
爪を磨くときも
髪を切るときも
身嗜みを整えるのも
全部、全部貴方を意識してるの
私の世界は貴方を中心に回ってる
だから、さようなら
だって、こんなにも大きな荷物を背負いながら勉強に専念できるほど、私は強くないもの。
だから
さようなら、
私の初恋
もし、もう一度会うことができたなら
いい女を逃したって悔しくなるくらい素敵な女性になりたいな。
『恋する気持ちを、私に教えてくれてありがとう』
ありがとう、こんなにも優しい気持ちを教えてくれて。胸が締め付けられるような苦しみも悲しみも、貴方がくれた感情全てが私の心を豊かにしてくれたの。
素敵な経験をありがとう
『時間、とらせちゃってごめんね。これから部活?』
「そうじゃ」
『頑張ってね。バイバイ』
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仁王が喋らない…
ちょっとだけ続きます
次は仁王視点で、たぶん
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