これからも、ずっと
「ヒメコ、着いたぞ」
『ここって…』
まだ薄暗い午前4:00
突然起こされたと思ったら目隠しをされた
ヒメコは何処に向かっているのか疑問に思いつつ睡魔に負けてしまった
眩しい朝日と共に目に飛び込んできたのは懐かしい景色
『並盛?』
「ああ、…新婚旅行まだだったろ?それに日本は今日ホワイトデーだからな」
どうやらイタリアから日本に帰って来たらしい。
…。
「やっぱり新婚旅行が並盛じゃ嫌だよな」
『ううん、違うの。久しぶり過ぎて…新婚旅行が並盛だなんて素敵過ぎ』
「ヒメコ…ありがとう。愛してるこれからもずっと」
綱吉は包みこむように私を抱きしめた
『///何!?いきなり。恥ずかしいよ』
「10年前、俺と出会ってくれてありがとう」
『クスッ、10年前…あの頃の綱吉とは別人みたいに強くてカッコよくなったね』
「今も昔も変わらない、あの頃から俺はヒメコにべた惚れだったからな」
『///』
「ヒメコがイタリアに一緒に来てくれるって言ってくれたとき、俺はこの街に誓ったんだ」
抱きしめる力が強くなっていく
「次ぎにこの街に帰って来るのはヒメコを幸せに出来たときって。ヒメコは幸せか?」
『もちろん(ニコッ)』
「泣き虫」
『へっ?』
涙が頬を伝い流れていた
目元に沢山のキスが降る
『なんか、幸せだなぁって思ったら(泣)』
「ヒメコ、可愛い過ぎ」
そして口へ
『ん…っ…』
甘くて深いキス
「ヒメコは俺が守る、だから傍に居てくれ」
ホワイトデーに私達は誓いあったんだ
【これからもずっと】
、
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