Routeシエル




「坊ちゃん、本日3月14日は何の日かご存知ですか?」

「わかっている」

寝室には、我が主シエル様。そして、執事のセバスチャンさん。

2人ともごく普通の会話を交わしているのに…なんですか!?この重々しい空気。

うかつに部屋に入れないじゃないですか!
今は大人しく帰るとしますか…

ガシャ

「誰です?」

しまった!!立ち聞きしてたのバレましたよね?確実に。

『すっすいません!モーニングティーをお持ちしたのですが、お取り混み中のようだったので…』

「もう済んだ、セバスチャン下がっていいぞ(妖笑)」

「…では、朝食の支度をして参ります」

『?』




…チラッ

…チラッ

凄く見られてるんですけど!!!
そんなに見られたら緊張して紅茶が入れずらいんですけど!!!

ガシャ

ほら、手が震えてきましたよ…

「(微笑)」

はっ!!
あのシエル様が笑った(驚)
天使のような微笑みですvV

『あの、そんなに可笑しいですか?』

「可笑しいと言うより"おもしろい"」

『へ?』

予想外の返答に思わず気の抜けた返事になってしまった。

「その…お前の行動1つ1つが見ていて飽きないと言うことだ」

『もしかして褒められてます?』

「そのつもりだ」

『ありがとうございます///』

シエル様に褒められたよ、明日は嵐かな

「言っておくが、僕がこんなこと言うのは今日だけだからな」

『今日だけ…もしかしてホワイトデーだからですか?』

「…///」

ずっ図星!!今日のシエル様めっちゃ可愛いんですけど(萌)

『ありがとうございます。私には最高のプレゼントです(ニコッ)』

「来年も楽しみにしているからな」

『はい♪』

(坊ちゃんは本当に不器用な方ですね)




→Routeセバス



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