私の特等席
「よぉ、久しぶりだな」
出会ってしまった
しかも、今日とゆう日に
『高杉さん!?どうしてここに』
人込みの中に見つけてしまった愛おしい人
その鋭い目で見据えられると
動けなくなる
「こっちに来いよ」
足が勝手に貴方へと進んで行く
そして改めて実感する
私はあの方が好きなのだと
「側に来い、来るなら一生離してやらねぇからな(妖笑)」
『///…帰って下さい。こんな街中にいたら新撰組に見つかります』
「お前に会えるなら、それぐらい構わねぇ。こんなにもお前のこと愛してんだよ」
それにお前も俺のこと好きだろ?
手首を掴み引き寄せられ耳元で囁く
『…なっ///』
「いっつも見てただろ、俺のこと。バレバレなんだよ。でも名前ぐらい書いとけよ」
『…?』
「あのチョコお前のだろ?」
『…はい』
「旨かったぞ。お返しに俺の隣をお前にやる。嫌か?まあ拒否権はないけどよ」
『嫌じゃないです///』
「クッ…じゃあ帰るぞ」
ホワイトデーに貰ったのは
【貴方の隣】
私が1番欲しかった特等席
、
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