ズタボロ

ボロボロになった小波が四方に円形の魔方陣をつくる特殊な防御魔法で耐えていた

着ていた学ランがかなり斬られていて痛々しい


アホみたい突っ込む感じで
俺はバトル中の小波の所に走って向かって行っていた

「あれ 新葉君じゃない良かったねお友達が来たみたい

何よその顔」

蓮野先生にそう言われて小波はキッと彼女の事をにらんでいた

なめやがって…


小波!!
俺はボロボロになった小波に駆け寄り一言真顔で叫んだ

お前羨ましい!!
は!?
俺も蓮野先生にちょっとボロボロにされたかった!!

疲労した小波が眉間になんとも言えない具合にしわを入れて固っていると俺の背後から神がかりな勢いでプロレス技をかけてくる奴がいた

ぶあぐっ折れるまじ折れる!!
あんた まじウザイ

鬼のごとく形相の変わった浜崎が 痛いまじ痛いもう痛い説明どうでもいい

ごめんなさいはいなんかほんとごめんなさい!!!!!!!

ひたすら謝る
こうゆう時に馬鹿だとか放せとか言うのは
自分の首の上にセッティングされたギロチンの紐をみずから切るのと何ら変わりないからだ
因みになんで謝っているのか自分でもよく分からない

痛でえぇごめってああああああああ



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