キーフォルダー
夜がやってきた
なのに空は赤紫がかり地面は水の中のようにゆらゆらと独特の明るさを放っていた
綺麗なようなでもどこか不気味な感覚を覚えた
走って息が切れる頃にふと小波が妙案を
もしかして浮遊魔法とかも使えるんじゃない?
え?…
近場に何か魔法の媒体になりそうなものをキョロキョロと探した
たいしたものが無いという現実…
困ってポケットに手を突っ込んだ瞬間ケータイのキーフォルダーの存在に気が付いた
あ これいけるんじゃね
おお
浜崎から誕生日祝いでもらった小鳥のキーフォルダーを小波に見せる
少し悩んでいや
浜崎には悪いけどほとんど悩まずして拡張魔法にかけて
浮遊魔法を追加して乗り物にした
おっと
シルバーアクセサリーだからデカくしても滑りやすい
俺はバランスを崩しかけ整えた
でかっ新葉もたなくね?空中で魔法尽きたりしない?
一応30分が限界かな…
かなってまじかよ
雲行きが怪しいが俺は時間…体力がもたないとサッサと浮遊してドラゴンの元へと急いだ
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[mokuji]
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