は?い?


「ちょっと坂田さん?」

「どーゆーこと?」


『どーゆーことと聞かれても…私が聞きたい…』



どーゆーことだ。私は今日も平和に購買にパンを買いにるんるんと来ただけだ。
なのに!何故?!気付けば場所は人通りの少ない西口階段。目の前には女子が4人。私はわけもわからずただ硬直。
何。なんなのホント。



「しらばっくれるなんていい度胸ね…」


『すいません度胸だけはあるもので…えへへ…』


「「「「褒めたわけじゃねーよっ!!!!」」」」



一斉につっこまれて少々M心を開花させていると突然女の子が私に携帯を見せた。その画面にはメール画面が。



「これ、昨日沖田くんからの返信。どー言い訳するの?坂田さん」



言われたことにちんぷんかんぷんな私はとりあえずメール画面を見た。





【悪ィけど、俺坂田藍那と付き合ってるから。メールしてくんなウザい。】





んだこれはァァァア?!!私はいつからお前の彼女かァァァア?!!



女の子から携帯を奪い取り叫べば皆ビクッと肩を震わせた。いや、私も肩を震わせてる。ふざけんな。



「え、し、しらばっくれたってむ『教えてくれてありがとう!!!ちょっと総悟と話して(殺り合って)くるね!!!』



私はポカンとしている女の子達を置き去りに猛ダッシュ。あの野郎私を利用してやがる。ぶっ殺す。私がいつお前の彼女になったよ。









おーきたくーん??



総悟の教室を勢い良く開けて入れば教室の皆はびっくりしていた。
当の本人、沖田総悟はなに食わぬ顔…じゃなくて黒い笑顔で私を見ていた。
か、確信犯だ……!



『えー、どーゆーことですかね?いつ、私と、あなたが、付き合いましたか?』

沖「生まれた瞬間か『お前反省って言葉を覚えた方がいいね!ね!!』



胸ぐらを掴み言えば「どうどう」と私を宥める総悟。うるせーよどうどうじゃねーよ女子達の目の敵なんだよ泣きたい



沖「だってウザかったんでさァ」

『だからって私の名前を使うなアンポンタン』

沖「アンパンマン?」

クソボケ大馬鹿野郎ってんだよ




もう一度胸ぐらを掴めばまた「どうどう」と私を宥めた。だからだな…



沖「でも俺を助けると思って1週間だけ付き合ってくれやせん?」

イヤだ

沖「即答かよ」

『だって総悟の彼女って絶対苦労しそう。精神的に。マニアックなプレイとかしそうだしこわぁ……』



私はノーマルが良い、と言えば総悟はキョトンとしたあとに大きくため息をついた。え、何、私が悪いの



沖「………アンパンマンはお前でさァ…」

『は?いやアンポンタンね。はっ!それとも愛と勇気しか友達いないって言いたいのか?!』

沖「ちょっと黙れィアンパンマン女子」








は?い?

後日藍那の苦労が報われ容疑は晴れました。


(俺の気持ちは報われないってやつですねィ…)
(一体総悟は何がしたかったんだろう?)



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