そーゆー時期ですね

─当日。

天気は晴れ。俺の心は雷雲。なぜならば



銀「なんで俺だけピンクフリルエプロンだったんだよ死にたい…!」



女子に混じって男子では俺だけがピンクフリル。おかしい。何かがおかしい。女子共に騙された…!
まぁしかし午前中で俺の仕事は終わりなので交代してきた。つまり、俺は、今から自由だ!!



辰「おー!おったおった!金時!」

銀「あ?銀時だっつってんだろ辰馬殺されてぇのか。うわ、ヅラもいんのか」

桂「ヅラではない桂だ」

高「うるせぇ…」



俺が教室から出ると幼馴染みーずが待機していた。暇だなコイツらも…



銀「あー、んじゃ藍那んとこ行くか」

辰「藍那は何しとるんじゃ?」

高「チャイナ」

「「え」」

高「チャイナ」

桂「何故もっと早く言わないのだ貴様らは!」

銀「何で?!」

辰「こりゃビデオカメラが必要じゃき…」

銀「親?!お前は俺らの親?!」

高「ちなみに俺は昨日見たけどな」

「「え」」

桂「まさかお前ら…藍那とニャンニャ「古ぃーよ言い方が!しかも流石に実の妹には手は出さねぇよ!」

?「なんで?」

銀「なんでって、犯罪だからに決まって……」



「ん?」と不思議に思い3人を見れば3人共キョトンとしていた。あれ、今の女の声…?
と不思議に思っていたら3人は俺の後ろを指差し「坂田後ろ」と呟いた。え?
おそるおそる振り返ればそこには



「銀時。あんたそれでも男?だからヘタレなのよ?」

銀「かっ、」




「母さん?!」と声を上げればふふん、と胸を張る母。正確には無い胸を張る母。



母「胸はあったのよ…!?あんた達が小さくしただけで…!」

銀「はいはい分かった分かった黙って」

高「流石親子だな」

辰「藍那そっくりじゃ」

銀「あーもー早く行くぞオラ」




幼馴染みーずでさえ強烈なキャラなのに、そこに強烈なキャラの母が加わったことにより俺のツッコミが増えた、なんてんなことは置いといて俺達はようやく藍那の教室へ向かった。藍那びっくりすんだろうな……





 * * *





『かっ、母さん?!』

母「藍那ちゃん可愛い〜!!」

『なんでここにいんの?!』

母「写真撮っていい?」

『ねぇちょっと銀兄この人話通じないんだけどちょっとねぇ』



藍那の所に行けばやはりびっくりする藍那。母さんは藍那の姿を見てキラキラと目を輝かしていたが。まぁ隣に目を向けると3人はそれぞれ撮影会をしていたが



辰「似合っとるのー!」

『可愛い?!』

桂「ああ、可愛いぞ」

『えへへ、やっぱり?』

高「あざといなお前」

『銀兄のピンクフリルよりはマシ』

銀「うるせーよ死ねよ…」

母「え?銀時あんたピンクフリル着たの?」

銀「エプロ「「「『下着です』」」」

母「まぁ!」

銀「お前らまとめて殺す!!!」







そーゆー時期ですね

(大丈夫銀兄大好きだよ)
(うるせーよ…死ねよ……グスッ)


こうして文化祭は幕を閉じたのです。



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