No.26-4


「サカキさま ばんざい」
部屋の隅にいるヤミカラスに話しかけると、地下2階にある大きな扉を開けるために必要なパスワードが聞けます。
なんというかすごくどストレートで、むしろ気持ちいいくらいのパスワードですね。
わかりやすくていいと思います。

……ん?!
い、いや!ダメだ!パスワードがわかりやすいのはどう考えてもダメでしょ!!
しかもこのパスワードってボスしか知らないんだよね?!
夜な夜な一人でヤミカラスに「サカキさまばんざい」って言う練習させる悪の親玉…。



とにもかくにも、ここの扉を開けてしまいましょう!
…さっきのパスワードで本当に開くのかな?


わかがしらは
パスワードを にゅうりょくした



とびらが ひらいた!
おおお〜!開いた!
ということは、サカキはやっぱりひっそりこっそり「サカキさまばんざい」って言う練習させてたんだ!一人で!

さっそく中に入って……

「そこまでよ!」
!?


誰だ!そんなベタな呼び止め方をするのは!


「こどもに なめられてちゃ
ロケットだんの
プライドが きずつくのよ」

なんと先ほどの幹部の男が仲間を呼んで来て再び立ちはだかります!
まあ、たった一人の子供に解散させられるっていうのは、ポケモン界における悪の組織の宿命みたいなものだから諦めるんだな!


「いくら あなたが つよくても
わたしたち ふたり どうじに
あいては できないでしょ?」

この時代はまだ複数のポケモンで同時に戦うシステムが確立されていないので、一度に二人もお相手できません。
これは地味にピンチか…?!

と、そこへドラゴンの咆哮が響き渡る!

カイリューが団員の女に攻撃を……って、この生身の人間にも容赦のない攻撃は…!!


「そんなこと いわずに
どっちか あそんでくれないか?」

やっぱり!ワタルさーん!
キザったらしいセリフが決まってるぜワタルさん!

あと、幹部の男がとっさに仲間をかばって前に出るのが敵ながら地味にカッコいい。


ロケット団幹部の男とはワタルが、女とは若頭がそれぞれ戦います!


へそ出しスタイルがセクシーな女幹部とのバトル。
相手の手持ちは3体ですが、油断せずいきましょう!


一番手はアーボック。
マグニチュードは数字が小さいと火力不足になっちゃうのが痛いですねι(´Д`υ)
ちょっと相手に巻きつかれたりもしましたが、まだまだ余裕。


二番手はクサイハナ。
くさタイプは、ひきゃくちゃんにさくっと倒してもらっちゃいます。


最後はヤミカラス。
再びいわこちゃんに交代して、弱点をつき完勝です!


「あら つよいのね」
(`・∀・´)ドヤッ


「ざんねんね
あなたなら ロケットだんに くれば
かんぶに だって なれるかもよ」

せっかくのお誘いですが、水晶にはそういうシステムがないので…残念ながら仲間入りは難しいかと…。
システムの問題かよ!
ロケット団入りして上まで登りつめてやるのもおもしろいかも…
乗り気になってんじゃねーよ!!



「…… この アジトも おわりね」
素直に負けを認めるのだ、ほれほれ( ´∀`)σ)Д`)


しかし幹部の女は、電波実験も成功した今となってはこのアジトは用済みだと言います。
自分たちの狙いはもっと大きいものだと。


「そのときを たのしみにね……
フフフ」





なんとも意味深なセリフを残し、一瞬のうちに消え去ってしまいました。
彼らの真の目的とは何なのでしょうか…?
再びロケット団と真っ向から対決する日も遠くない気がします。
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