夢幻を繋ぐ約束 1ページ/2ページ 昨日、煌希たちが消えてからあたしの頭にはあることでいっぱいだった。 …といってももう準備はしてある。後は月架に言うだけ…なんだけれども。その月架がいないんだよねー。 買い物しにタマムシまで行ったらしいけど。中々帰ってこないなぁ。 「折角準備できたのに…。」 まぁ月架に相談してないから決定じゃないんだけどさ。あー…かれこれあたしが起きてから結構な時間たってるんだけど。遅いよ。 時計を見ながら、未だ帰ってこない相棒を待っていると、玄関からガチャッとドアを開ける音がした。 「やっと帰ってきた。」 自然と口元が緩むのがわかった。 そして玄関まで迎えにいくと、何やら月架さん大きな荷物を持っているではありませんか。 紙袋…かな?明らかに食料じゃないよね。 「月架おかえりー。どうしたのそれ。」 「ただいま…。ちょっと、な。」 何だか月架が疲れきっているので紙袋を一つ貰う。…あ、軽いや。なんだろ…包装されてて中身がわかんない。 リビングまで運んでから大量の紙袋を床に置く。そこでやっと月架は一息ついた。 「あー疲れた…。」 「…月架、何買ったの?」 これだけ月架が大量に買うのも珍しい。いつもはもっと少ないのに。 back |