夢幻を繋ぐ約束 1ページ/3ページ 「…さて、と。」 アイツもやっと前に進んだことだし、俺は最後の仕事をするか。…ボールを壊したのは事実。でも最後の難関が残ってるというか…。ま、なんとかなるだろ。 一旦家の中に戻ろうと踵を返すと後ろから気配がした。これは…。 「…真音か。」 「当たりー。…で、マスター…上手くいったん?」 真音の方に向き直るとそんな質問が飛んできた。…わかりきってる癖してよくまぁヌケヌケと…。思わずため息が出たのは仕方ないだろう。 「当たり前だろ、じゃなかったらお前を呼んでる。」 「やよなぁ。ならもう、あの子の家着いたんかな?」 「まだだろ。さっき行ったばっかだ。」 でもアイツの脚ならそう時間もかからないだろ。どうせ全力でとばしてるだろうしな。 そして真音が戻って来たことで軽く忘れていた仕事を思い出した。そうだ、真音にも手伝ってもらわないとな。 「真音、ちょっとアイツ…あーっと…サカキのとこまで頼む。」 「どっちにしても敬ってないのわかるわぁ…まぁ自分が言えた立場やないけど。…じゃあ、一気にいこか?」 「おー頼む。」 そして真音は原型…サーナイトに戻ってテレポートをした。 …さて、どうやって言いくるめるかなー。あ、他の奴ら連れてきてないけど…まぁバトルはしないと思うから大丈夫だろ。ていうか今なにしてんだアイツらは。 back |