夢幻を繋ぐ約束

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「…さて、と。」



アイツもやっと前に進んだことだし、俺は最後の仕事をするか。…ボールを壊したのは事実。でも最後の難関が残ってるというか…。ま、なんとかなるだろ。

一旦家の中に戻ろうと踵を返すと後ろから気配がした。これは…。



「…真音か。」

「当たりー。…で、マスター…上手くいったん?」



真音の方に向き直るとそんな質問が飛んできた。…わかりきってる癖してよくまぁヌケヌケと…。思わずため息が出たのは仕方ないだろう。



「当たり前だろ、じゃなかったらお前を呼んでる。」

「やよなぁ。ならもう、あの子の家着いたんかな?」

「まだだろ。さっき行ったばっかだ。」



でもアイツの脚ならそう時間もかからないだろ。どうせ全力でとばしてるだろうしな。

そして真音が戻って来たことで軽く忘れていた仕事を思い出した。そうだ、真音にも手伝ってもらわないとな。



「真音、ちょっとアイツ…あーっと…サカキのとこまで頼む。」

「どっちにしても敬ってないのわかるわぁ…まぁ自分が言えた立場やないけど。…じゃあ、一気にいこか?」

「おー頼む。」



そして真音は原型…サーナイトに戻ってテレポートをした。

…さて、どうやって言いくるめるかなー。あ、他の奴ら連れてきてないけど…まぁバトルはしないと思うから大丈夫だろ。ていうか今なにしてんだアイツらは。

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