太陽と月
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「ねぇ、一つの約束をしようか。」



始まった言葉。曖昧な口約束と儚い記憶。幸せ、生い立ち。全てを回した歯車。



「もう忘れるな、誰も彼もが恨んでる訳じゃ無いから。」



根底から全てを知ろうとした報い。暗躍、違うことの無い立場。



「…ごめんな、本当は…!」



世界を越えた複雑な繋がり。受け入れられなかった自分。後悔、想い。間違えた世界。



「もう一つの帰る場所、か。」



抗った先に見つけた居場所。求めた強さ。置いてきた気掛かり、二つ目の家。



「足りない覚悟だけなら幾らでもしてきたから。」



守られる立場と守る立場。拒んで望んだ結果。

そして最後のパーツが揃う時、交わることの無い太陽と月が出会う時、全てが動き出す。





(ずっとずっと、待ってた)
(最後の人、最愛の君)

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