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「う、………んぅ?」

「……起きたか。」



あれ、ここ……。…ん?何故にソファーに寝かされている?ていうか何で真琴がここに……。……。



「…あ! ……心我のせいだ…!」

「………どうしたのだ急に。」



そうじゃん……色々あって…気絶? したんだよ…。あー……いいや、忘れよう。

陽佐は少し前の出来事を忘れるために深呼吸をしながら、ソファーから体を起こした。



「もう平気なのか。」

「あ、うん。大丈夫だよ。」



元々、気絶しただけだったので体に異常へ無い。しかし真琴がそんな理由を知るはずもな く、陽佐も思い出すだけで恥ずかしいので何も言わなかった。

そして、真琴の傍にある机を何気無しに見てみると何やら袋が。不思議に思ってその中身を見てみる。



「これって……。」

「あぁ。それは我が来た時には既に置いてあったぞ。」



絶対心我だ。 中身が綺麗にラッピングされたクッキーだし。…この大量に詰め込まれている袋は海璃の分かな。何にせよありがたい。


あ、真琴に渡しとこうかな。修行行っちゃったら渡せないし。



「真琴ー。」

「…どうした?」



ゴソゴソと袋からラッピングされた袋を一つ取り出す。

それを見て真琴は不思議そうな顔をしていた。

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