12
「そうじゃない、ただ懐かしいなって」
4人はルークの言葉を黙って聞いた。ルークは遠くを見つめる
「両親は幼い頃は一緒に食事していたんだ。でも段々と忙しくなって一人になる事が多かった。だからこうやって皆で一緒に食べるのが嬉しくてさ。何か家族みたいで」
へへ、と照れながら頬を掻くルークの頭をユーリは撫でる
「家族、か。ま、一緒に住んでいるしな」
「いいんじゃないかい、これからもこうして同居していくんだからね」
ユーリやフレンだけでなく、あと2人も同意した
嬉しそうに笑うルークを見て、彼らもまた綻んだ
ユーリが後片付けをしてくれているので、ルークは3人のお出迎えをしに玄関に行く
「実は一番ルークの面倒を看たのがユーリなんだ」
ガイはそう言うと、ルークを抱き寄せ、口を塞ぐ。口内を存分に蹂躙し、舌を絡める
「んんぅっ」
口を離すと、二人の間に銀の糸が結ぶ
「一番面倒見がいいからね。ユーリにプレゼントをあげるとしよう」
フレンはルークのズボンに手を入れ、陰茎を擦る。びくん、と揺れるルーク。あんなに出した筈なのにフレンの手を汚す。少し勃ち上がった所で手を離した
「ユーリに可愛いがってもらいなさい」
ジェイドは内壁を指で掻き回し、柔らかくなっているのを確認してわざと前立腺に当てる
「あぁ…っ」
だが、直ぐに抜かれてしまった。3人は爽やかな笑顔で出ていく
熱い身体を持て余したルークは、たった今終わったユーリに抱きつく
「ルーク?どうしたんだ?」
きょとんとしているユーリの手をズボンの中に入れ、内壁に指を入れる
「あぁあ…っ、ユーリぃ、熱いよぉ、どうにかしてぇ?」
媚薬を塗られた訳でもないのに躯が火照る。ごくり、と息を呑むユーリに口付けをするルーク
くちゅくちゅと二人の舌が絡み合う。ユーリはルークをシンクのキッチンに押し倒す
「いいのか?動けなくなるぞ」
「いい…っ!早く!ユーリが欲しいよぉ!」
ルークはユーリに抱きつく
そんなルークに欲情したユーリは、口唇を舌で舐め、ルークのズボンと下着を取り払う。そして一気に挿入した
「あぁぁああ―――!」
「誘ったのはそっちだ、後悔すんなよ」
後は、獣の如く、貪り合った
End
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