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「きゃっ!あ、赤也さんっ!?」


ここは俺の家の俺の部屋。今日は二人とも部活が休みなため、久しぶりに桜乃とデート。相変わらず可愛い桜乃を見てたら、我慢ができなくなってきた。でも今ここで押し倒したりしたら確実に桜乃に嫌われる。嫌われたら、俺はもう一生人生やっていけないと思う。桜乃が嫌がることはしたくない。だから、ここは味見だけ。


「もうっ!これじゃ学校へ行けないじゃないですか!」


桜乃の胸元に赤い花を咲かせる。これは、俺のだっていう印。シャツの第一ボタンを開けた状態でもくっきり見える。桜乃の白い肌に赤い花の組み合わせは綺麗すぎて、そそられる。でも、この跡は時間が経てば消えてしまう。だから、一生心に残るように甘いキスをしようよ。


「じゃあしない。そのかわり、桜乃からあまーいキス、してよ」


桜乃は顔を真っ赤にして、恥ずかしそうに、ちょっと控えめにぷっくりとしたピンク色の唇を俺の唇に重ねてきた。一瞬の出来事だったけど、とても長かったような気がした。今日のキスは一生忘れないと思う。




キスマークはすぐに消えるから

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主催「WONDERLAND」提出作品。
title by 確かに恋だった様



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