運命っていうのを信じるか?俺は信じるね。だって,桜乃と出会ったのだって運命だし。神様が俺と桜乃を会わせてくれたんだったら,感謝する。俺は今,桜乃と一緒にいて,すっごく幸せだ。こんな日がずっと続けばそれでいい。
「俺たちが出会ったのも運命だったんだ」
「え?運命…?」
「そ。じゃなきゃ秀才でおとなしいアンタと遅刻魔で頭悪くてテニスしか脳がないやつが,今一緒にいたりするか?」
「うーん…そう言われてみれば…」
「おい。妙に納得すんな。だから,俺らは運命の相手だったんだ。これまでも,これからも俺には桜乃しかいないの」
そうだ…。俺には桜乃しかいらない。前にテニスだけあれば,いいと思ってたように。
「ふふ。そうですね。私も…赤也さんがいれば…いいです…///」
「///そ,そうだな///」
運命の人,愛する人