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やっと,恋人になれた。この俺様が女相手にここまで手こずるとは思ってもなかったぜ。俺を困らせた女,竜崎桜乃は確かにいい女だった。あの日一目惚れしてから俺は彼女から目が離せなくなった。本当に苦労しっぱなしだったぜ。あれから半年…やっと彼女は俺のものになったんだ。


「桜乃」

「なんですか?跡部さん」

「お前は俺のなんだ?」

「へ?」


自分でもマヌケな質問をしたと分かっている。でも,桜乃の口から聞きたい。俺はお前の"彼氏"だと。ちゃんと,聞きたい。


「あ,跡部さんは…私の…とても,大切な人…です…」

「ということは?世間一般で言うとなんだ?」

「か…彼氏です…///」

「よし。正解だ」


そうだ。俺はお前の"彼氏"だ。そして,俺らは"恋人同士"だ。いずれ、"夫婦"になるけどな。




世に言う彼氏ってやつ



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