「お帰りなさい!サスケ君!」
恋人同士になって6年、同棲生活をはじめてもう4年になる。
私はこうして医療の仕事も続けながら今ではすっかり慣れた家事をこなし、サスケ君の帰りを待つ。
しかし、私もちゃんと仕事をしているわけで、毎晩毎晩サスケ君を出迎えられるわけではない。
長期任務が入ってしまうと、それこそサスケ君の顔を見ることすら不可能となってしまう。
そんな日は寂しいけれど、日常はとても楽しい。
毎朝朝食を作って、仕事をして帰ってきて、晩御飯の支度をする。
苦手な料理もただいま勉強中。
そんなこんなで私たちの同棲生活も充実している。
「…ただいま、サクラ」
「今日もお疲れ様!晩御飯できてるよ」
「ああ…ありがとう」
前より少し優しくなったサスケ君。
前から優しかったけど、なんていうか、素直になった。
ちゃんと自分の気持ちを言ってくれるようになって、すごく嬉しい。
まぁ、そのおかげでサスケ君を好きな女の子が増えたりもしちゃうんだけど…。
「でも、飯より先にサクラが良い」
たまに率直すぎるのは少し困るけど。
今、サスケ君と一緒にいて、とても幸せ。
それに、私もサスケ君に、だ、だ、抱かれるのとっても好き…なんだよ。
次の日起き上がれなくなるのは困るけど…。
だから、今日もたくさん愛してほしいな。
「…私もご飯より先にサスケ君が良いな」
「…どうなっても知らねぇぞ」
そう言ってサスケ君は私を抱いて寝室へ向かった。
明日が休みで本当によかったと思ったのは、深夜、あまりに激しいサスケ君の顔を見たからだった。
メチャクチャに愛されたい