※大人サクラ/子供サスケ
「もうっ!サスケ君!どこ触ってるの!///」
「胸」
このサスケっていう子は私の家のお隣の子でよくこうして毎日遊んでいる。
しかし、まだ子供と言ってももう中学生で遊ぶって言ってもお話するとか勉強を教えてあげるとかしてるだけ。
なかなかやんちゃな子でこの間ナルトっていう私の同級生を連れていったら、サスケ君たら、ものすごい不機嫌そうにナルトを睨みつけていたの。
ナルトが帰ったら帰ったで、膝枕してと言ってきて、一時間ずっとベッドに座ったまま、動けなかったということもあった。
サスケ君はとてもカッコよくて、中学校でもすごくモテているらしい。
じつは私の好みだったりもするんだけど…。
だけど、サスケ君は今まで彼女ができたことはないらしい。
私はほぼ毎日サスケ君の家にお邪魔したり、サスケ君が私の家に来たりして、だいたいは会ってるけど、一度もサスケ君の横に女の子に姿があったことを見たことがない。
本人に聞いても、当たり前だろ、としか言わない。
本当にもったいないなぁ…。別に作ってほしいってわけじゃないけど…。正直サスケ君に彼女がいなくてよかったと思っている。
サスケ君とこうやって一緒にいる時はとても大切な時間。こんな日が続いたらっていつも思う。
「サクラ、来い」
「…え?」
今日もまた膝枕。
とくに最近のサスケ君はこうやって甘えてくる。
きっと、私のことお姉さんだって思ってくれているのかな?でもね。
こういうの、とっても嬉しい。やっぱりサスケ君、大好きだなぁ…。
「サクラ、」
サスケ君は急に起き上がり、何事かと思えば、私を抱きしめてきた。
少し驚いたけれど、いつの間にか私はサスケ君の背中に腕を回していた。
「そ、その…深い意味じゃないからな…///」
「…うん///」
甘えんぼのサスケ君もだーい好き。
私はサスケ君の背中に回す腕に少し力を込めて、そっとサスケ君の耳元につぶやいた。
そしたら、いつもクールなサスケ君が少し顔を赤らめてうるさい、と言ってきたので、私は思わず笑ってしまった。
いつもは見れない彼の姿
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