今日、サクラは久しぶりに山中たちと飲みに行っていた。
その間、俺はサクラの家で帰りを待っていた。
深夜をまわった時にドアノブがガチャといって開いた。
相当の量を飲んだんだろう。
帰ってきたサクラはべロンべロンに酔っていた。
とりあえず俺はサクラをベッドへ運ぼうとサクラを横抱きに抱えた、そして寝室へたどりついたその時、何がなんだか訳が分からなくなった。
「サスケくぅーん」
「…サクラ」
どうやら今俺はサクラに押し倒されたらしい。
目の前に見えるのは天井…ではなく、サクラの顔だ。
酒が入っているせいか頬が赤く染まっていて普段よりも色っぽい。
柄にもなく心臓がバクバクいっている。
「サスケ君…だいすき…」
サクラはサスケの唇に自分の唇を重ねた。
それがどんどん深くなっていって、さすがにサスケも焦り始めた。
サクラからのキスなんてそうあることではない。
いつもサスケからしている。
それに、こんなに積極的なサクラを見るのもはじめてのことだ。
「お、おいっ!サクラ!やめろ!」
「んー?サスケ君だいすきー」
「分かったから、やめろ」
サクラが積極的になってくれることは嬉しいことだが、やられっぱなしじゃ男じゃない。
それに、俺は受けより攻めの方が好きだ。
サスケは自分にぴったりくっついているサクラを見た瞬間、サスケの中でとうとう何かが切れた。
「きゃっ!」
いきなりサスケはサクラの上へ乗り、今度は自分から激しい口づけをした。
「ふぁ…っあ、サス、ケく…」
「うるさい」
さっきまでやられっぱなしだったせいか、サスケは少し不機嫌だった。
サクラに何度も何度も気が済むまでキスの雨を降らせた。
その行為は朝日が昇ってくるまで続いた。
お酒の誘惑を受けて
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