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「いつかサスケ君のお嫁さんになりたいなー」

「ぶはっ!」


サスケは飲んでいたお茶を思いきり吹き出してしまった。
それもそのはず。
サクラがいきなり「お嫁さんになりたい」と言いだしたのだから。しかも、サスケの。


「なっ!おまっ!そういうことはむやみに口に出すことじゃねぇ!」

「だってそれが私の夢なんだもーん」


確かにサクラはずっと前からサスケのことが好きで、サスケのお嫁さんになりたいと言っていた。
今さら誰かが言わなくても、サスケ本人も分かっているはずだ。


「どうして昔っからお前は俺にこだわるんだ?」

「サスケ君が好きだから」

「他にもっと良い男はたくさんいるだろ?」


サスケは言った瞬間、「しまった」と思った。
思わず、思ってもいないことを言ってしまった。
サスケ自信サクラのことを大切に想っている。
事実、サクラと結婚したいとも望んでいる。


「…私にはサスケ君しかいないわ。サスケ君しか結婚したい、一緒にいたいと思った人はいないもの。」


薄っすらと頬を赤くして答えたサクラは恋してる女の子そのものだった。
好きな女が頬を赤くして自分と一緒にいたいと言ってくれている。
サスケの答えはたった一つだった。


「いつか……な。」




たった一人のお嫁さん



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