今日はリョーマ君との初めてのデート。朋ちゃんに手伝ってもらって頑張ってお洒落してみた。可愛いピンク色のワンピースに髪型もトップでおだんごにしてある。私には似合わなかったかもしれないけど、リョーマ君に可愛いって言ってもらいたい。
「あ、あと10分で約束の時間…」
どきどき、と心臓の音がすごいのが分かる。もうすぐリョーマ君が来る。私のこの姿を見てどう思うだろう。すごく恥ずかしいけど、すごく待ち遠しい気がする。こういう待ってる時間を心地いいと思ってしまう。
あと10分でリョーマ君が来て、あと10分で楽しいデートが始まる。そう思っただけで、興奮している自分がいた。
待つ
title by 確かに恋だった様