恋する動詞111題 | ナノ


惚れた弱みとはよく言ったものだ。俺は可愛い恋人には一生頭が上がらないと思う。「リョーマ君に会いたい」なんて、そんな可愛いお願いをされてしまっては、もうこれ以上日本に一人置いとけないじゃん。


「越前桜乃にならない?」


桜乃の返事は聞かなくても分かってるけど、でもやっぱりちゃんと聞きたいじゃん。これから一生一緒にいるんだから。


「ふ、ふぇ…リョーマく…ん…なりたい、よぅ…」


俺の隣に桜乃がいない人生なんてありえない。桜乃の隣に俺がいない人生なんてありえない。今まで桜乃は日本、俺はアメリカで寂しい思いもさせてきた。もうこれ以上離れて暮らすのは耐えられない。これからは、思う存分一緒にいられる。ああ、やっぱり桜乃大好き。



惚れる

title by 確かに恋だった様



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