恋する動詞111題 | ナノ


最近どうもアイツのことが気になってしょうがない。いや、前からずっと気にはしているが、どうも何かが違う。目が追って離れないんだ。どうしてこんなに心臓が高鳴るのか分からない。俺の心臓平常に戻れ、と念を押してみるが、どうやっても一向に鼓動の速さが治まる気配はない。


「…どうしちまったんだ…俺」


らしくないよな。そう呟いていったん離した目線はすぐに彼女の元へ戻された。顔が火照るが分かる。ルーシィの衣服の隙間から見える白い肌があまりにも色っぽくて、セクシーで自分を抑えられる気がしない。うわ、俺何考えてんだ。こんなのただの変態だろ。でも、ルーシィが悪い。ルーシィがあんなに可愛いから、あんなに色気があるから、俺を魅了するフェロモンを持っているから…俺はこれ以上我慢できなくなる。いや、でもまだ我慢しろ、俺。ルーシィ傷つけてどうするんだよ。きっともう仲間とも思ってくれない。いつものように戻れない。もう少しだけだから、いつかきっと恋人になったら…必ず…。


「はぁ…それまでお預けかよ」



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title by 確かに恋だった様



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