恋する動詞111題 | ナノ


好きじゃない、好きじゃない、好きなわけがない。そうずっと思ってきた。だけど、ここ最近何だか俺が俺じゃないみたいに、いつの間にかアイツのことを目で追っている。そして毎日夢に出てくるのは、アイツと俺で他愛のない会話をしながら笑っている光景。夢は人の願望を表わすというが、俺はアイツと笑っていたいのか?アイツはいつも俺の前で笑っている。きらきらした笑顔をしていて、自然とそれに癒されるんだ。


「…サクラ」
「なあに?サスケ君」
「…いや、何でもない」


ああ、もう分かったよ。コイツと一緒にいると楽しい、心が和む。ずっと一緒にいたい。守ってやりたい。もう自分に嘘を吐くのはやめだ。そうだよ。俺はサクラに惚れてるよ。しょうがねぇから素直に言ってやるよ。


「…はぁ、なんなんだよ」


自分は恋なんか縁がないと思っていたのに。



諦める

title by 確かに恋だった様



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