最高のあいらぶゆー
10000hit企画小説。あさ様へ
※幼なじみパロ
俺達は学校でも家族の中でも公認のカップルだ。別にばらしたってわけでもねぇが、なぜかみんな知っている。その原因は俺にあったようだ。俺が毎日蜜柑のところへ来ては蜜柑を腕の中へ納めてあいつの顔や首筋にキスをする。周りのやつらは頬を赤くしながらその場を耐えている。俺にとっちゃ当たり前のことだが、蜜柑にとってはそうではない。そのうち怒って触れさせてくれなくなる。そして、今。あいつの機嫌を損ねた。
「もう棗なんか知らん!」 「おい!蜜柑」 「知らん知らん知らん!」
蜜柑は怒って教室を出て行ってしまった。結局そのあと3日間口も聞いてもらえなかった。あいつとは幼なじみなため家は隣だ。すぐに会いに行けば良い話しだが、それはできなかった。今度の怒り方は尋常じゃなかったからだ。今行ってもあいつは俺を追い返す。だから、しばらく待つことにした。
「…はぁ…」
しかし今日で一週間もうさすがに我慢の限界だ。一週間もあいつに触れてないなんて、どうにかなりそうだ。
「おい、蜜柑。話を聞け」
とうとう俺はあいつに話しかけた。でもあいつは俺を無視して部活の先輩の翼のところへ言って笑顔で話してやがる。俺の中で何かが切れた。
「来い!」 「ちょっ、何するんよ!棗!」
蜜柑を体育倉庫に連れてきて押し倒した。そのまま蜜柑の衣服を剥ぎ取るとその綺麗な白い肌に俺のものだという印をつけた。
「な、なつ…めっ、やめっ…」 「うるせぇ」
他にも一週間溜まってたから歯止めが利かず、俺は蜜柑を求め続けた。最初は必死に抵抗していた蜜柑もやがておとなしくなり、素直に俺を受け入れた。その日、俺と蜜柑は誰もいない体育館の倉庫でずっと重なり続けた。
「なっ、つめぇ…何で…いつも、キスばっかり…するん…?」 「そんっ、なの、当たり前…だろ…お前のことが…好きだから…」 「ホンマ…?」 「ああ…本当だ…」
蜜柑を頬を赤らめ、自分からキスをしてきた。それは自分も好きということなのだろうか。そのキスがとても貴重なものに思えて仕方なかった。
「でも…その…人前では…恥ずかしいから…やめてな…?」 「……分かった」
こうして俺たちのケンカは幕を閉じた。次の日、何度も何度もヤったため、蜜柑は腰を痛めて学校を休んだ。蜜柑が学校を休むなんてまずありえないため、勘が良いやつには分かってしまう。俺は昨日蜜柑と話していた翼というやつから冷やかされるはめになり、蜜柑の親友の今井からは一日中睨まれ続けた。
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