未来なんてない | ナノ
あとがき

これにてこのお話は完結です。きっと納得していない人が殆どじゃないかな、なんてにやにやしてます。
でも、このお話はこれでいいと私は思ってたり。救いはなんにもなかったかもしれないけど、こんな恋があってもいいんじゃないかと。

捕捉として、主人公ちゃんはちゃんと仁王に惹かれてました。けど、それは、彼と似ているからか、それとも本当に仁王自身に惹かれているからか、分からなかった。
そんな中でも彼の記憶は少しずつ、少しずつ薄れていってて。でも、たまに仁王とダブったりする。だから主人公ちゃんは彼の記憶が仁王と混ざったり上塗りさたりするのを恐れたんです。

そうだからこそ、自分の中で彼の記憶が彼だけのうちに、と思ったんですね。

うーん、分かりにくい。終始仁王視点だったから主人公ちゃんの感情はあまり分かりませんでしたよね。ですので、想像していただけると嬉しいです、ごめんなさい。

何はともあれこんなお話にここまでお付き合い下さった皆さま、ありがとうございました!


藤崎 04.23
prev next
×