3 「雅だC!」 コートにつくと1番最初に気づいたのは芥川だった 「おはよう、芥川」 「雅が応援に来るって本当だったんだ!起きててよかったC!俺まじまじ嬉C!!」 今日は珍しく起きてると思ったら待っててくれたのか 「そんなに喜んでくれるなんて私も嬉しいよ、芥川。今日応援してるから頑張ってね!」 「当たり前だC!」 抱きついてきた芥川を受けとめる。何だか今日はよく抱き着かれる日だ、なんて考えていると芥川の声に反応したのか皆が寄ってきて芥川が引き剥がされた 「ジローばっかり独り占めはいただけんなぁ」 何だかすっごくデジャヴュだ 「おはようございます、雅さん!本当にきてくれたんですね!俺凄く嬉しいです!」 鳳を筆頭に皆が話しかけて来たので少し会話を楽しむ。でも、このままじゃあ、ねぇ? 「あぁ、そういえばさっきそこで立海の皆に会ったよ」 私のこの言葉に少し皆が不機嫌になる (あと、一歩足りないかな?) 「でも、案内しようとしたら案内人だっていう愛沢サンが来たから任せて先に来たんだけどね」 「あいつ、自分が案内しに行くって言ってきかなかったからいかせたのに、たかだか案内にどれだけ時間かけてんだよ、」 吐き捨てるように宍戸が呟いた。確かに、私が来てからもう軽く10分ぐらいたっている。すると、そこで眉間にしわを寄せた跡部が声を上げた 「この間も言ったが、あいつには気をつけろ」 やっぱり跡部は賢い、故に、使い勝手がいい 「心配性だなぁ、大丈夫だよ」 苦笑いをこぼすと、日吉が疑問の声を上げた 「どういうことですか?」 「あいつ、俺らと仲良い女子いじめよるゆう噂があんねん。せやから、もしかしたら雅もっちゅーことや」 「なっ!?」 「だから、別に大丈夫だって!あくまで噂なんだから」 まぁ火のないところに煙はたたないけどね? 「っ何かされたらちゃんと言えよっ!?」 「そうです、ちゃんと言ってくださいよ?!」 向日と日吉が声を上げたと思うと、皆が詰めよってきた 「そ、そんなに心配しなく「「「「「「だめ(だっ/ですっ)!!!」」」」」」 わっ分かったよ!っと、立海やっと来たみたいだよ」 うわぁ、愛沢サン凄い。皆いらいらしてるの一目でわかるのに全然気づいてないよ 「このことは、俺から幸村にも話しておく。いいな?雅」 「うっ、うん」 そんなにプレッシャーかけたら疑問形な意味ないよ跡部 (まぁこれで仕込みは完了だ。さすがに愛沢サンもそろそろ限界、近いんじゃないかな?) (シナリオの本格的始動) ×
|