■ 俺の萌え処[前編]
※こちらは【
あなた萌えな私】の続編です。
「はーじーめーちゃん!」
『!!』
「一ちゃん、どぉ?」
俺の前でクルクル回る愛。
とても可愛い…が、
『あんたは何故、そのような格好をしている。』
学校だというのに短いスカートの制服のような服装で髪には大きなリボンが付いていた。
「えー、一ちゃん知らないの?AK○だよ。A○B48!」
『いや、知っているが何故、愛がそのような格好なのかはわからないが…』
「文化祭のステージで踊ることになったから、衣装合わせしてたの!可愛い?」
そう言いながらまた、俺の前をクルクル回る愛。
ニコニコ笑顔で回る愛が可愛くないわけがない。
だが、ここは廊下。
他の男がチラチラ愛を見ている。
『愛、スカートが短すぎではないか?』
「そうかなぁ?でも、ほら中に履いてるよー。」
『っな!!』
スカートを捲って見せてくる愛。
俺は焦って愛の手を引っ張り、風紀委員会室に連れていった。
『あんたは何を考えている!あんな大勢の前で。』
「あっ!」
愛は俺の言葉で気付いたようで顔を真っ赤にしていた。
そして俺に抱き着き
「わぁーん!どうしよう、一ちゃんしか見えてなくて、スカート捲っちゃったよー。」
泣きつく愛の頭を撫で
『大丈夫だ。俺が前に居たから見えていなかった。』
「本当に?」
『あぁ。』
微笑みかけると愛は泣き止んで笑顔になった。
多分、周りに居たヤツらに見えていただろう…
だが、後で俺が処理しておこうと心に誓った。
「はじめちゃん、大好き!」
『俺もその…あんたを好いている。』
急に好きなどと言うから顔が赤くなっている気がするが落ち着いて俺も気持ちを言ったつもりだが…
「……え、萌えです!はじめちゃん!」
『!!』
「一ちゃん、顔真っ赤だよ。可愛いー!そんなとこも大好き!!」
俺が可愛い?
少し悩むところだが、愛が好きでいてくれるのだからいいだろう…
『俺は愛の方が可愛いと思うが、』
と愛に顔を近付け口づけた。
その光景を影から見ている雪村に気付かずに―――
=あとがき=
リクエストで夢主には可愛い斎藤さんでラブラブで千鶴ちゃん悲恋系という事で書いてたのですが一話では無理だったので前・後編にいたしました(ノ△T)
後編書き途中なのでもうしばし待たれよm(_ _)m
愛様、最後まで読んで頂きありがとうございました♪
2012.10.14
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