君の瞳は恋の色〜桜散る頃に〜 | ナノ




【1】



桜麗side




『永倉先生、本当に肝試しするんですか?』


「あぁ!!面白そうだろ?」


『……面白そうですね…』


嫌に決まってるでしょ?
しかもここの合宿所の裏って墓地あるし…
皆、賛成しないよね?


「新八さんもたまにはいい案だすね。」


「そうだろ!!」


総司先輩に褒められて胸をドンッと叩く永倉先生。
って総司先輩は賛成なんですね…


平助君はもうワクワクしてるし、頼みは一先輩だけ!!
そう思って一先輩を見ていると総司先輩がニヤリと笑って


「肝試しって二人ペアらしいよ、一君。もしかしたら桜麗ちゃんと“二人”で行けるかもね。」


「「「!!」」」


「これも鍛練の一つだ。参加する。」


えー!!なんでそうなるんですか!?
どうしようと左之にぃとトシにぃを見ると二人共、頭をかきながらそっぽを向く。
裏切り者めー!!
そんな私に総司先輩は黒いオーラを出しながら笑顔で


「勿論、桜麗ちゃんも参加するよね?」


『…………はい。』


こうして肝試しが決まった。


それにしてもトシにぃまでOKするなんて…


総司先輩とだけはペアになりませんよーに。


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