君の瞳は恋の色〜桜散る頃に〜 | ナノ




【1】



桜麗Side




『あと、もう少しで終わりですよ〜』


放課後…総司先輩や土方先生たちは剣道部がある為道場に来ていた。


勿論、マネージャーである千鶴ちゃんやお千ちゃん。それに私である…


沖「本当だ〜。じゃー最後試合やって終わりますか!」


私の呼び掛けと共に部長である総司先輩もメニューを部員に言った。


『……?総司先輩…?』


沖「ん?な〜に?桜麗ちゃん」


『試合のはずなのに、何で抱き着いてるんですか?』


何故か私に抱き着いてる総司先輩。
総司先輩は笑いながら充電!と言った。
そんな中…


?「おい。総司…」


後ろから色気のある男の声がした…


『原田先生!』


振り向くと、赤毛の髪色をした原田先生がいた…


原「よっ!桜麗!大丈夫か?」


『えぇ…何だか充電らしいですが…私に抱き着いても充電になりませんよね?』


本当の事を言ったはずなのに…何故かため息を付かれた…。


『え?えっ?』


訳が分からなくなり二人の顔を見たが二人はやれやれとした顔であった…


―――――――






『お疲れ様でした!』




剣道部も終わり私たちは武道館の入口付近にいる…




土「お疲れさん。桜麗。明日の予定話すから来てくれないか?」




『あ、はい!分かりました!!』




沖「僕も行こ〜と!」




総司先輩の一言で土方先生は皺を寄せ、ため息を付くと職員室へと向かった…




他の人たちは桜室にいてもらう事にした…




―――――


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