【1】 桜麗side 『永倉先生、本当に肝試しするんですか?』 「あぁ!!面白そうだろ?」 『……面白そうですね…』 嫌に決まってるでしょ? しかもここの合宿所の裏って墓地あるし… 皆、賛成しないよね? 「新八さんもたまにはいい案だすね。」 「そうだろ!!」 総司先輩に褒められて胸をドンッと叩く永倉先生。 って総司先輩は賛成なんですね… 平助君はもうワクワクしてるし、頼みは一先輩だけ!! そう思って一先輩を見ていると総司先輩がニヤリと笑って 「肝試しって二人ペアらしいよ、一君。もしかしたら桜麗ちゃんと“二人”で行けるかもね。」 「「「!!」」」 「これも鍛練の一つだ。参加する。」 えー!!なんでそうなるんですか!? どうしようと左之にぃとトシにぃを見ると二人共、頭をかきながらそっぽを向く。 裏切り者めー!! そんな私に総司先輩は黒いオーラを出しながら笑顔で 「勿論、桜麗ちゃんも参加するよね?」 『…………はい。』 こうして肝試しが決まった。 それにしてもトシにぃまでOKするなんて… 総司先輩とだけはペアになりませんよーに。 [しおりを挟む] 15 / 20 [ back ] |